赤楚衛二主演『相続探偵』6話 老舗銭湯を守れ!生前相続めぐる家族のストーリーにSNS「涙腺崩壊」「胸が熱くなった」
2025.3.3 17:00実はその土地は以前『小松材木店』が建っていた。昔は木材の腐敗劣化防止にヒ素が使われていたため、ヒ素が出ても不思議ではないと飯山は言う。
土地の資産価値が落ちてしまったことで、肩を落とすケンジイ。しかし灰江は、検査結果が腑(ふ)に落ちず、移転した『小松材木店』に話を聞きに行く。すると同じように不振を抱いたそこに真央の姿もあって―。
その頃、『笑福湯』では、ケンジイと明子、雄介が、コインパーキングの土地をいったん飯山たちの不動産会社に売却することに同意しかけていた。そこに「ちょっと待った!」と入ってくる灰江と真央。灰江は、土壌汚染の分析表が、偽造された可能性が高いという。今の調査ではこんなに高濃度のヒ素が出るはずもないという灰江は、小松材木店から聞いた話を飯山につきつける。
コインパーキングの土壌から出たヒ素と、小松材木店で当時使われていた防腐剤のヒ素は、全くの別物だったというのだ。さらには、小松材木店は、土地を売る前に、きちんと土壌改良をしていたらしい。「あんたらはケンジイをだまして、あの土地を安く買いたたいて、高く転売するつもりの悪徳詐欺師だ」―。
そう、飯山とその仲間の内田(金澤美穂)は最初からケンジイの資産を狙って『笑福湯』に近づいた前科二犯の詐欺師だったのだ。
そのまま2人を警察に突き出し、『笑福湯』は間一髪で難を逃れる。

雄介は相変わらず、真央が銭湯を継ぐことに反対していたが、真央が両親に、大量の資料をたたきつける。
それは、美大の友人と考えた、現代アートを取り入れた『笑福湯』のリニューアルプランだった。このままで終わらせたくない、様子を見ていてほしいとお願いする真央に、雄介もついに折れて―。