カズレーザー　「画期的すぎる」花粉症や食物アレルギーを根絶？ スーパーコンピューターが発見した夢の新薬を開発

そんななかで登場した新薬『MOD000001』。現在使用されている治療では十分に対応できていなかった2割の患者への効果も見込まれている。その仕組みは、ヒスタミンの根元であるマスト細胞自体の数を減少させるというもの。

マスト細胞は、“受信機”と呼ばれる部分で特定のタンパク質を受け取り、自身が生存するために必要な信号を受け取る。新薬はこの信号を阻害することで、マスト細胞を消滅させるという。中村氏いわく、アレルギー症状を抑え、副作用も出ずに根治を目指すことができる可能性があるという。

これを聞いたカズレーザーは「でも、マスト細胞を減らしちゃっていんですか？」と率直な質問を投げかけた。しかしこの心配は不要とのこと。中村氏によれば、マスト細胞は過去には寄生虫感染を防御するために機能していたという。しかし現代の日本において寄生虫感染はほとんど見られない。したがって現代人にとってマスト細胞はあまり必要ではなくなったと解説した。

治験はこれからであるため実用化にはまだまだ時間がかかるものの、中村氏は人のマスト細胞に新薬を投与した実験で、約1か月でマスト細胞の数が減少するという結果が示されたと紹介。現時点での研究では、副作用も確認されていないという。ここまで聞いて思わず反応したのはタイムマシーン3号の山本浩司。長年重度の花粉症に苦しむ山本は「じゃあマジで夢のような薬ですよね」と興奮ぎみにコメント。

さらに中村氏いわく、花粉症に限らずマスト細胞が原因のすべてのアレルギーに効果がある可能性もあるとのこと。花粉症に加えて食物アレルギー、蕁麻疹（じんましん）や喘息（ぜんそく）の根治も期待できるといい、アトピー性皮膚炎に対しても、症状の改善が見込めると話す。

カズレーザーは「こんだけ広く効くんだったら、とりあえず飲んでおきたいぐらいな感じもします」と反応。次いでもう待ちきれないといった様子の山本は、「この薬、どのくらいで使うことが可能になるんですか？我々のもとに来るのは」と聞くと、中村氏からは「最短で約5年」との回答で、少し残念そうな顔をした。

ここまで万能な薬。最後に神田愛花が「お値段ってどのくらいになるんですか？」と恐る恐る尋ねた。中村氏によれば一般的に売られている錠剤で販売できるため、皮下注射を行うオマリズマブと比べれば、各段に安い金額になると考えられるとのこと。

これまで以上の効果を発揮する薬を、より安価で入手できるということで、カズレーザーも「これが本当にうまくいったら画期的すぎる」と、今後の研究開発に大きな期待を寄せた。

【TVer】最新話を無料配信中！
【Hulu】最新～過去話配信中！

写真提供：（C）日テレ