カズレーザー　給食で100人以上がアレルギーを起こした事案も…原因は花粉症にあった？花粉症のおよぼす恐ろしい影響

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』25日に放送された。『最新科学で花粉症＆アレルギー大改善SP』として、放送時間も2時間に拡大された今回。本格的な花粉シーズン到来を控え、昨年全国ニュースになった事件の原因とも考えられる、花粉症の恐ろしい影響について解説された。

昨年、山梨県の学校給食で、100人以上の生徒たちがのどの痛みなどのアレルギー症状を訴えた。この事件の原因には、アレルギーにまつわる、ある恐ろしい反応が関係しているという。この反応は、スギ花粉症患者にも起こりうるといい、「スギ花粉症を発症すると、トマトやモモが食べられなくなる可能性があります」という、島根大学医学部皮膚科准教授・千貫祐子氏の言葉に、スギの花粉症がある出演者たちは戦慄（せんりつ）する。

原因となるのは、これまで番組で幾度か取り上げられたことのある“交差反応”。あるアレルゲン（タンパク質）に対して体内で作られた免疫物質IgE抗体が、別のそっくりな形をした食品などのタンパク質にも誤って反応してしまうことを指し、食物アレルギーを引き起こす、代表的なトリガーだという。スギ・ヒノキ花粉の場合、交差反応を起こすことが報告されている食物はトマト・オレンジ・ザクロ・サクランボ・ウメ・トウガラシ・モモ等々。思い当たる症状がなければ、とりあえず問題はないというが、なにか違和感を感じたときは注意すべきと解説された。

しかし、「春に気を付けるべき交差反応はスギ花粉だけではないんです」と千貫氏はつづける。スギ花粉以外に、さらに多くのものが食べられなくなる可能性のある花粉がいくつかあるといい、症状がスギ花粉と見分けづらいため厄介なのだとか。その花粉は、ハンノキ、オオバヤシャブシ、シラカンバの3種。昨年の山梨でのニュースの原因と考えられているという。