オダギリジョー主演『夏の砂の上』映画化決定!長崎を舞台に紡ぐ、切なさと温かさが交錯する物語
2025.2.26 07:00
オダギリジョーが主演・共同プロデューサーを務める、映画『夏の砂の上』の情報が解禁された。共演キャストには髙石あかり、松たか子、満島ひかり、森山直太朗、高橋文哉、光石研といった、豪華キャストが名を連ねている。
松田正隆の戯曲を原作に、気鋭の演出家・玉田真也が監督と脚本を手掛ける本作。舞台は雨の降らない夏の長崎。息子を亡くし、人生の時間が止まった主人公・小浦治と、突如同居することになった姪・優子の物語が描かれる。愛を失った男、愛を見限った女、愛を知らない少女…それぞれの痛みと向き合いながら、彼らが夏の砂のように乾き切った心に、小さな希望の芽を見つけていく姿を描く、切なさと温かさが交錯する珠玉の物語。
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◆豪華キャストの共演・コメント
主人公の小浦治を演じるのはオダギリジョー。
治の姪で、父親の愛を知らずに育った優子を演じるのは髙石あかり。
治の妻・小浦恵子役を松たか子。
父親のいない優子を兄の治に預け、男の元へはしる奔放な妹・阿佐子役を満島ひかり。
髙石演じる優子のバイト先の先輩で、優子へ好意を寄せる・立山役を高橋文哉。
治が働いていた造船所の同僚・陣野役を森山直太朗。
同じく治の造船所の同僚・持田役を光石研が演じる。
〈共同プロデューサー、主演・小浦治役 / オダギリジョー〉
脚本を読んだ瞬間『これは良い作品になる!』と感じた僕は、すぐにプロデューサーを買って出ることにしました。俳優としては勿論、様々な面で役に立てれば、という思いからでした。
松さんや満島さんを始め、信頼できるキャスト、最高のスタッフが共鳴してくれ、真夏の長崎にこの上ない土俵が用意されました。あくまで玉田監督の補佐的な立場を守りつつ、隠し味程度に自分の経験値を注ぎ込めたと思います。
昨今の日本映画には珍しい『何か』を感じて頂ける作品になったと信じています。
〈治の姪・優子役 / 髙石あかり〉
長崎での撮影は、優子が過ごしたあの時間のように、自分にとってとてもかけがえの無いものとなりました。
優子は、儚さと強さ、大人っぽさと少女らしさ、一人の人間の中で全く違う性質が混ざり合う独特な空気を持っています。そんな繊細な彼女をどう演じたらいいのか、長崎に入る前に玉田監督とお話しをさせていただき、”ありのままの自分”で精一杯役と向き合うことにしました。
そんな撮影期間は、カメラの存在を忘れ、作品と現実の境目が曖昧だった気がします。
こんな経験は初めてで、これ程までに熱中出来る環境を作ってくださった、監督をはじめ、キャスト、スタッフの皆様には感謝しかありません。改めて、この作品に携わらせていただけたこと、心から光栄に思います。
〈治の妻・小浦恵子役 / 松たか子〉
暑い夏の長崎での撮影を懐かしく思い出します。
小浦家への道のりは、特に機材を運ぶスタッフの皆さんは本当に大変だったと思います。
でも、全員が汗だくになりながら、この映画の世界に向かって歩いていたように思います。
初めて読んだ脚本は、元々戯曲であったことに驚くほど、様々な風景が浮かぶ「映画」のホンでした。
他者に共感や理解を求めない、なんともいえない、滑稽で愛すべき人たちが出てくるお話のような気がします。
恵子が愛すべき人間かというと、それはわかりませんが…。
オダギリさんとのお芝居はとても楽しかったです。
映画『夏の砂の上』2025年7月4日(金)全国公開