若者に広がる大麻…密売組織を壊滅せよ！次々に展開される様々な手口に兼近巡査らが立ち向かう

お笑いコンビ・EXITの兼近大樹、ハナコの岡部大、＆TEAMのFUMA、タレントの工藤美桜らが、2月20日放送『THE突破ファイル』の再現VTRに出演。若者に蔓延（まんえん）する危険薬物の密売組織壊滅を目指す警察官役を演じた。

兼近巡査らが解決にあたっているのは、街中で広がる大麻被害。その成分を吸引すると記憶や精神の障害、人格変貌の副作用が発生し、最悪の場合死に至る危険物質だが、近年は誤った情報によって若者の間で被害が急速に拡大しているという。

この日も大麻売買の実態を探るため、繁華街をパトロールしていた兼近巡査は、自身の後方から追い抜いていった若い女性に大麻のような独特な香りがしたことから、尾行することに。他の交番メンバーも集結し女性の様子をうかがっていると、女性はダウンジャケットに身を包んだ男性から袋入りのクッキーを受け取り、一枚を口に運んだ。

「混ぜ物が入ったクッキーかな」とつぶやいた兼近巡査は、続けて「あれを口にするかどうかで相手が捜査官かチェックするんだ」と工藤巡査に説明。おとり捜査では怪しいものを口にできないため、売人がこのような手段に出ることがあるという。

その後、男性が女性に何かを耳打ちしたところで、兼近巡査らは2人を確保したが、クッキーから大麻の臭いは感じられず、所持品からも怪しいものは発見できなかった。

しかし繁華街の防犯カメラを調べてみると、他にもこの男性がクッキーを手渡しする姿が発見され、フウマ巡査は「同じところをウロウロしているところからして、売人の可能性が高そうですね」と推理。そしてこの光景から、兼近巡査は売人が警察の監視をかいくぐり、密売を行う手口を思いついた。

後日、覆面パトカーに乗る兼近巡査らは、男が乗るタクシーを追跡。そして男がタクシーから降りたところで、男とタクシーの運転手それぞれを取り押さえた。

実は大麻の密売はタクシーの中で行われており、仲介人の男と購入者が外で接触し、捜査官でないことを確認した後、男が購入者にタクシーに乗るよう指示。その車内で隠れて大麻の売買を行っていたのだった。

兼近巡査は「簡単な気持ちで始めて、やめられなくなって人生踏み外したヤツたくさんいるんだよ！」と男に詰め寄った。

こうして密売人を逮捕し、事件は沈静化するかに思われたが、この時さらなる魔の手が忍び寄っていたのだった。