沢城みゆきに豊永利行、武内駿輔、江口拓也が猛アピール?選ばれたのはまさかの… 劇場アニメ『ベルサイユのばら』舞台あいさつ

2025.2.20 15:15

そしてトークの話題は、この⽇のイベントテーマである「オスカルの魅⼒とは︖」という流れに。

まずは沢城が「オスカルは⼀度⼊ると分けへだてがなくなるというか、表裏がない⼈だと思うんです。そういうあけすけなところが親しみやすさだと思います」とその魅⼒について語ると、豊永も「スタートラインが違うというところを受け⽌めた上でオスカルを⾒ると、沢城さんがおっしゃった通りすごく素直な⼈。⽣まれてから近衛(このえ)隊に⾏くまでの育ってきた環境、レールがものすごく狭いものだけに、そこに⽣きてきたオスカルが新しい情報を新鮮に受け⽌めている。そうした⽣き⽅こそが彼⼥の⼈間としての成⻑の仕⽅なんだろうなと思うと、今の現代社会の情報量の多さとは違う次元で⽣きてきた⼈なんだろうなと思う」と分析。

豊永利行さん写真

続く武内が「いろんな解釈があると思いますが、僕は、オスカルは⼥性らしいキャラクターだなと感じながらやっていました。ものすごい葛藤(かっとう)とか、揺れ動いている⼼というものが残り続けているところがあるのかなと。それを隠すわけではないんでしょうが、それを越える意志の強さが魅⼒かなと。⼀⽅でアンドレに⾒せる表情を⾒ると、すごくせん細な⼈物なんだろうなと。そこが愛おしく感じるポイントだと思います」と語る。

最後に江⼝が「やはり強さ、たくましさといった部分が魅⼒的なですが、光の部分が強くなればなるほど影が濃くなるわけで。ああいう⾵にたち振る舞うところにせつなさを感じるんですよね。僕としては『弱⾳を吐いてもいいんだよ』『そういう部分を⾒せてもいいんだよ』と思うんですけど、それでも⾒せないという意志を固めて、いろんなものを閉じ込めて前に進もうとするところに⼈は感動するし、けれど愛している⼈だけには⾒せる部分もあって。そして僕(が演じたジェローデル)の前では決して⾒せられないんだなと思いました」とコメント。
その⾔葉を聞いた沢城も「めっちゃジェローデルから⾒たオスカルだよね」と興味深い様⼦で付け加えた。

そんな3⼈の男性陣の⾔葉を聞いて、あらためて“沢城⾃⾝が”惹かれるキャラクターとは3⼈のうちの誰なのか︖それぞれ1輪のバラを⼿にした3⼈の男性陣は、⽚ひざをついて花を差し出したり、⼝にバラをくわえたりと思い思いにアピール。そして、しばし考えた後「整いました」とうなずいた沢城は「ルイ(16世)!」と⼒強く語ると、会場は⼤喝采(かっさい)。

「ルイ……?」と納得がいかない様⼦の男性陣に向けて、「だってアランはこんなにも頼れるでしょ。こんなに頼れる⼈のことを好きになったらいなくなった時にどうなっちゃうのかと思うでしょ。妹もいるしね。それとアンドレはね……命とかかけてくれなくていいの。命をかけられると安⼼できないの。そしてジェローデルは4次元にいるでしょ。まだ現世にいたいから。やはりルイの魅⼒はティーンエイジャーの頃はわからなかったのよね。年を重ねてくると分かってくるから!」とその理由について解説。まさに「恋⼈にするなら」ではなく、「結婚するなら」というところにルイの魅⼒を感じている様⼦の沢城の説明に「仕⽅ないよね……」とどこか納得した様⼦の男性陣だった。

そんな⼤盛り上がりの舞台あいさつもいよいよフィナーレ。最後のあいさつとして沢城が「レコーディングからはじまった『ベルサイユのばら』も、収録を経て取材などもたくさんやらせていただいて。今⽇が最後の稼働となります。そんな⽇にホストの⽅(江⼝)と、外国の⽅(武内)が来てくださって。こんなにも楽しむことができて、すごくうれしかったなという体感で終わることができました」と語ると、あらためて「やはりすごいなと思うのが、この『ベルサイユのばら』という作品の歴史に参加したんだなということ。この先もきっとつくられていく「ベルサイユのばら」の歴史の途中にいられたんだなと。その中に⾃分たちがいられるという⼤きなよろこびと、たくさん話ができる⼈が増えたということがわたしの宝物になりました」と晴れやかな表情で呼びかけた。

劇場アニメ『ベルサイユのばら』⼤ヒット記念舞台あいさつ
2⽉18⽇(⽕) TOHOシネマズ ⽇⽐⾕

【公式HP】

Ⓒ池⽥理代⼦プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会

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