人によって異なる“ADHD”の特性と対処法とは? 電話が苦手な鳥居みゆき「台本書くんですよ、“こういう用件かもしれない”と思って」
2025.2.19 11:30そんな中、犬飼貴丈が「逆にADHDだということで、プラスに転じたことだったり、ポジティブに捉えられるようなことっていうのはあったりするんでしょうか?」と尋ねると、小島慶子は「私は、一切台本がないラジオの仕事とかだと、台本とか段取りとかなくても何時間でも話せる、オンエアで」と切り出し、「私の場合はですけど、人前で話すとか、講演会で台本いらないですし。次から次へと言いたいことが湧いてきて、授業中には注意されてたような特性が、たまたま今、私の場合は仕事でプラスになってることはあるかな」とADHDの特性をポジティブに解説。

沖田も「すごいノッてる時は1日20ページとか描きます」と話し始め、「集中しすぎて、本当に自分の体のこともわからなくなって。ある日、描いてる最中になんか足がバタバタするから“おかしいな?”と思ってやってたら、トイレを我慢してるんですよね。わからないんです」とADHDの特性でもある過集中の事例を挙げると、上田は「気づいてないんだ?」と驚き。さらに沖田が「体はトイレに行きたがってるんですけど、尿意が飛んでしまってて。終わったら“漏れちゃう”って言って。慌ててトイレに行ったりとかっていうのはあります」と振り返った。
そして上田が「周りから“ADHDって誤解されてんな”とか、“偏見持たれてるな”なんて感じることとかございますか?」と尋ねると、小島は、交通渋滞に巻き込まれ、仕事の集合時間に間に合わなかった時に、「“大変失礼しました。交通渋滞で”っていうことで現場に入りましたら、そのお相手の方が、“これでしょう。知ってる、知ってる、わかってるよ。これだよね、ADHDの遅刻癖“っていうふうに仰ったんですね」と回顧。

続けて「全く悪気がなくて。どっちかっていうと、リラックスさせようと思って言ってくださったことだったと思うんですけど。やることなすこと全部ADHDで、“普通にできない人なんだ”とかっていう。障害の診断名で相手を判断しちゃうっていうのは、“人間に対する眼差しとしてはどうなのかな?”とね。“そう言われるとツラいな”ってことはありますね」と胸の内を明かし、ADHDの理解を深める夜となった。
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