チケットわずか5分で完売 Mrs. GREEN APPLE初の韓国での単独公演を開催~ライブレポ
2025.2.18 18:45
Mrs. GREEN APPLEが韓国で初の単独公演 『MGA LIVE in SEOUL, KOREA 2025』を、 2月15日(土)・16日(日)にTIGER DOMEにて開催。オフィシャルライブレポートが到着した。
開演予定時刻の数時間前に会場の高麗(コリョ)大学TIGER DOMEに着くと、すでに多くのファンが集まりライブが始まるのを今か今かと待ち構えている姿が目に飛び込んできた。Mrs. GREEN APPLE、初の韓国単独公演である。
現地のJAM’Sの熱気は、冬のソウルの寒さをも吹き飛ばしてしまいそうなほどだ。その熱気は開演が近づくにつれてさらに高まっていき、ついにやってきたライブのスタートとともにいきなりピークを迎えた。心臓の鼓動音が鳴り響き、ライトが眩く点滅すると、緑色の光に照らされて黒いスーツを身につけたメンバーが登場。客席からは悲鳴のような歓声が鳴り響いた。
大森元貴の「アンニョンハセヨ!Are you ready?」という言葉から始まった1曲目は「ANTENNA」。大森が突き上げる拳に合わせてオーディエンスのライトスティックが揺れる。若井滉斗のギター、藤澤涼架のキーボードにサポートメンバーを務める二家本亮介(Ba)、兼松衆(Key)、河村吉宏(Dr)によるサウンド、さらにオーディエンスの手拍子も力強く重なる鮮やかなオープニング。続いてライブ初披露となる「ビターバカンス」では背後のスクリーンに映し出されるカラフルな映像と軽快に転がるリズムにオーディエンスの高揚感もさらに高まっていく。
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3曲目、ヘヴィなサウンドに光と映像の演出が合わさりすさまじいスケールで鳴り渡るなか若井によるギターソロも炸裂した「Loneliness」を終えると、「楽しんでますか、Mrs. GREEN APPLEです!」と大森があいさつ。もちろんその言葉にもオーディエンスは大歓声で応える。とにかく、どの曲でも客席からのリアクションがものすごい。1曲ごとに全力で手を叩き、元気いっぱいの歓声を上げ、歌い、手を振り、体を弾ませる……波打つように動く人波が、この日を待ち望んでいたJAM’Sたちの気持ちを代弁するようだ。大森と若井、ふたりのギターがせめぎ合う「藍」を経て、藤澤の弾くキーボードがリードする形で「君を知らない」が始まる。大森の歌は曲が進むごとに熱を帯び、その熱が伝播するようにバンドのサウンドはますますエモーショナルになっていった。