高橋メアリージュン&高橋ユウ 約25年前、父に連れられ向かった公園「琵琶湖会議をした場所です」 2人の人生を変えた、家族をおそった大事件とは

2025.2.17 11:30
高橋メアリージュン&高橋ユウの写真

モデルで俳優の高橋メアリージュン、ユウ姉妹が、15日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に登場。故郷である滋賀県大津市を訪れると、高橋一家にとって大きな変化をもたらした事件を振り返った。

家族にとって忘れられない思い出の舞台だという公園に訪れた2人。「あれ以来やと思う」と話すユウに続き、メアリージュンが「琵琶湖会議をした場所です」と紹介した。約25年前、両親と兄弟姉妹そろって訪れた公園。いつも陽気な父が、その時だけは見たことのない神妙な面持ちだったのが印象的だった。

メアリージュンは当時の光景を思い浮かべる。「お父さんが“皆こっち来てくれるか、皆に大事な話がある”と。“実はお父さんの会社が上手くいかなくなって、今までのようには生活できへんねんけど、皆一緒に頑張ってくれるか?”」。当時メアリージュンは中学1年生、ユウは小学校4年生。子供には重すぎる家族の危機。この出来事が、姉妹の人生の転換期になった。メアリージュンは「私はその瞬間、みんなを守っていこうって。その時中1ながらに、心が大人になった感じがします。子供から大人になった」と語る。

他の同級生よりも大分早く、大人にならねばならなかった高橋姉妹。“私たちが何とかする”、その思いのもと、“早く働くんだったら芸能界だ”、歌手やモデルのオーディションを受けた。ただ、4人の子供を育てるのが難しい状況であった当時の高橋家。メアリージュンはラスベガスの叔母のもとによらせてもらい1年間、留学というかたちで日本を離れる必要があった。そのため姉に代わり、まずオーディションを受けたのはユウだった。

高橋メアリージュン&高橋ユウの写真

2002年、47都道府県で開催されたボーカルダンスオーディションに参加したユウ。当時のことについてユウは、「すごいもうお母さん厳しくて。私は島谷ひとみさんの『亜麻色の髪の乙女』を歌い終わって会場出たら待ってたお母さんに“えっユウちゃんもう終わったん!?”、“ユウちゃんの声だけ聞こえへんかったで”みたいな」と振り返る。そこから二次審査、三次審査では父がビデオをスタンバイ。ビデオの前で歌って練習し、家族一丸となってオーディションに臨んだという。

そんな人生をかけたオーディションに、ユウは見事合格。最終合格者の15名に選ばれた。さらに帰国したメアリージュンも2003年、横浜湘南オーディションでグランプリを獲得。2人の芸能活動が始まった瞬間だった。

姉妹の境遇をあらためて聞き、司会の今田耕司は「絶対モデルさんやってる時、そんな印象ないやろうなあ」とコメント。メアリージュンも「ないと思います」と返す。さらに芸能活動とともにアルバイトもして借金を返済していた日々を思い返すと、「毎月、(雑誌で)“今月新しく買ったバッグは?服は?”っていうアンケートがあるんですよ。買えないんで、欲しいやつ書いて良いですかって書かせてもらって。モデルの仕事で沖縄行く時とかも、みんなオシャレなバッグなのに私だけビニール袋やった」と懐かしそうに話す。

下着だけ携え現場入りしたという沖縄での仕事。今では笑い話だ。メアリージュンは「母がずっと言ってくれてたんですよ、なんか大変なこともいつか笑って、インタビューとかで話してるから。全部ストーリーになるからって。だからそれを信じて全部頑張ってこれた」と朗らかに語る。

どんなに苦しくても、いつか笑って話せる日がくる。両親はオーディションを目指したあの日から、片時も疑うことなく、2人の成功を信じ、そして支えてくれた。そんな両親が、家族がいたからこそ今がある。決意を新たに、思い出の公園をあとにした。

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写真提供:(C)日テレ

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