“日本一フォロワーの多いアイドル”金子みゆ ソロアーティストへ転身「“届けたい部分”が変わった」 戦隊シリーズ50周年曲も担当!【独自インタビュー】
2025.2.16 10:00──作詞を担当された、メジャーデビュー曲『アタシのハートに降参ね』について。
どのような思いで作られましたか?
この曲は、私の実体験ではなく、テーマを決めて、その主人公の気持ちになって考えた楽曲です。
メジャーデビュー曲というのもあって、聴く人に「元気になってもらいたいな」と思って作詞しました。自分自身、“ネガティブになる時でも自分を愛せる”ような、“ポジティブな気持ちになれたり”、“ダメなんじゃないかって思うことがそう思わなくてもいい”ような…「そんな自分もあなたなんだよ」って全てを包み込んでくれるような一曲になっています。個人的には背中を押してくれる一曲でもあるんじゃないかなと思います。
最初に私が「こういう曲を作りたい」という案を出して、でも一から楽曲制作をした経験があまりないので、制作陣の方にアドバイスをいただいて、一緒に作りました。
私は、歌詞のワードもまだ学んでいる途中です。「こういう感じのストーリーにして…こんな気持ちのところでこの歌詞を出したい」など、おおまかな文章や言葉を組み立てて、それを制作の方に投げました。「ここはこういう歌詞の方が印象に残りやすいよ」などのアドバイスをいただいたりして、とても勉強になりました。
──『アタシのハートに降参ね』ミュージックビデオの制作過程と撮影秘話は?
最初に、どういう雰囲気で撮りたいか、その雰囲気に合う衣装はどういう感じがいいか、監督さんたちと話し合って「こういうシーンはこういうカットがいいよ」とか、元々室内だけで撮ろうと思ってたんですけど、「外のシーンがあった方がいいよ」とか言ってくださったり。
最終的に屋上で撮るシーンがあるんですけど、そのシーンが一番好きで!監督からのアドバイスを聞いて本当に良かったなと思いますし、そういうラリーを続けて良かったなと思いました!
撮影自体は朝から夜まで。1日で撮り終えたんですけど、結構夜遅くまで頑張りました(笑)
──昔から活動されているので慣れているとは思いつつ…大変ですよね!?
『LinQ』の時は、“今は他のメンバーの撮影時間”があるので、その間は休憩があるんですけど…ソロになったら、休憩はセットチェンジの時間とかしかなくて、“ご飯をここで食べるしかない!”みたいな感じでした(笑)
でも、撮影が押していたのもあって、制作の方とかカメラマンさん達の方が大変だなと…。私もできるだけ頑張って“オンタイムで終わらせるように頑張ろう!”という気持ちでした!でも、“クオリティーも落としたくない!”というのもあったので、そこはこだわって進めましたね。
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──撮影で印象に残っていることや大変だったことは?
一番最初に撮った屋上でのシーンです!1月の中旬頃の朝だったので最初は寒くて、だんだんお昼になっていくにつれて暖かくなってありがたい反面…太陽がすごく照ってきて目が開けられなくて!(笑)勢いでバッと(目を)開けて撮影しました。でも、そのちょっとまぶしいシーンも、ある意味いい表情になっていて、上手く使えたなと(笑)
──そこに注目して見てみます!(笑)
ちょっと伏し目っぽくなっていて逆にかっこよくなっている気がします(笑)
── 一番こだわったシーンは?
“ビジュアル”にもこだわりました。この楽曲は、容姿や歌詞などが強めの曲でもあるので、普段はしない、ちょっと縁色が入ったカラーコンタクトをつけたり、髪の毛にキラキラをつけて遊んでみたり、見た目でも力強さを出しました。着こなし方も、靴下の長さを左右で変えてみたり。
セットに負けないように、ビジュアルをちょっと強めに魅せるのはすごく楽しかったです!
──ファンの方に注目して見てほしいポイントは?
私が好きなシーンは、屋上のシーンと、キッチンのシーン。
キッチンで撮影したところは顔がアップのカットがあって、表情がよく分かるし、カメラ写りもすごくよく撮れたので、注目して見ていただけたらうれしいです!