NHK朝ドラ『おむすび』 敏腕外科医を演じる中村アン 主人公・結(橋本環奈)への思い明かす「心の中ではがんばれ!と思ってます」
2025.2.14 13:00![中村アンさん写真](/wp-content/uploads/2025/02/19-095-15_WXY08219_r_電子透かしあり.jpg)
NHKで放送中の連続テレビ小説『おむすび』で、腕を買われ東京の病院からやってきた、主人公・米田結(橋本環奈)と同じ病院で働く外科医・蒲田令奈を演じる中村アンが、自身の役柄や主人公との関係について語った。
本作は、平成元年生まれのヒロインが、栄養士として、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”。どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、主人公・米田結(橋本環奈)が、激動の平成・令和を思いきり楽しく、時に悩みながらもパワフルに突き進む。
●蒲田令奈役・中村アン コメント
――出演が決まった時の気持ちは?
驚きました。物語が新しいパートに入って、いよいよ最終章にさしかかりますが、その仲間に入れていただけるのが、とてもうれしいです。朝ドラは初出演になります。朝8時から、たくさんの方々が見ている番組ですし、幼い頃から家のテレビで流れていたので、自分自身も自然と見て育ってきました。 新しいパートに参加させてもらいますが、『おむすび』の物語の軸は温かいですよね。家族っていいなと改めて思いましたし、自然とヒロインの結を応援したくなりますよね。
![中村アンさん写真](/wp-content/uploads/2025/02/蒲田令奈役(中村アンさん)★20-100-01_ABC04873_r_電子透かしあり.jpg)
――演じる役・蒲田令奈について
以前、動物病院の動物看護師役は演じたことがありますが、外科医は初めてです。現場で監督や監修してくださるお医者さんに話を伺うと、医療現場では一日に何件もの手術を執刀しているそうです。蒲田も感情を揺さぶられることなく、手術を成功させることだけに注力して、淡々と仕事をこなしていく、感情をあまり表に出さないフラットな演技を心がけています。私自身もフラットな性格なので、そういった意味ではあまり無理することなく演じることができています。
今回オペシーンといった技術的なところはあまりないので、それよりは“あまり笑顔もなく淡々と仕事をする”という性格を1本軸にしてキャラクターを作っています。蒲田はとても優秀なようなので(笑)、本当は賢く人の気持ちもくみ取れるタイプだと思いますが、人にあまり興味がない感じを目線や振る舞いで出せるよう意識しています。私が患者なら、蒲田のような少し冷たいけれど腕が確かな先生に担当してもらいたいですね(笑)。
――病院の管理栄養士や、結と蒲田の関係について
医療現場における管理栄養士の役割といったものを、私自身そんなに知りませんでした。監督さんに初めてお会いしたときに、管理栄養士が入院している患者さんの食事を管理して、点滴ではとれない栄養をとってもらって手術に臨むということを聞きました。やはり胃と腸が健康でないと術前も術後もだめみたいです。なかなか表に出てこない仕事かもしれませんが、管理栄養士さんが支えてくれているんだなと知ることができました。興味深い仕事ですよね。
お医者さんにもさまざまタイプがいて、蒲田は「私は手術を成功させるのが自分の領分で、そのために体力をつける食事はあなたたちの仕事だから、そっちで考えて!」という感じです。ある意味合理的な考え方で、そこは私も共感できます。丸投げしているのではなく結たちの仕事を信頼して尊重しているのだと思います。愛ある見守り方が大人だし、結にとってもその方がしっかりやらなきゃと思うんじゃないかな。 結に対して厳しいことを蒲田は言いますけど、頑張っている姿を見ているので、心の中ではがんばれ!と思っています。
![中村アンさん写真](/wp-content/uploads/2025/02/蒲田令奈役(中村アンさん)20-096-02_ABC07917_r_電子透かしあり.jpg)
――視聴者へのメッセージと見どころ
初めての朝ドラ出演になりますが気負わずに、医療や食事療法で命を大切にすることで、少しでも元気に健康になってほしいという思いで演じていきます。撮影現場には現役の医師の先生たちがいつもいてくださって、ちょっとした質問にも答えてくださって心強いです。緊急オペをするときはどういう心持ちですか?とたずねたら、「一番アドレナリンが出ているとき」だそうです(笑)。その気持ちも大切にしながらお芝居につなげていけたらと思っています。蒲田先生をあたたかく見守ってください。
連続テレビ小説『おむすび』
[NHK総合]月~土 午前8時 ほか
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