Netflixシリーズ『イクサガミ』主演&プロデュース務める岡田准一「アクションはこうなんです!」 熱心な演技指導に監督も絶賛
2025.2.13 19:15撮影が終了し、現在はポストプロダクションの段階に入っている本作。物語序盤の見せ場となるシーンでは、総勢1,000名のキャスト・スタッフが集結し、ワンシーンを数日かけて撮影するという大規模な撮影が行われた。岡田は「300人のキャストを動かすような大規模な撮影はNetflixならではのものでしたが、その分プレッシャーもありました。全員に熱量を伝えることが大変でした」と撮影時の苦労を振り返る。
また、アクションプランナーとしても携わった岡田は、現場で役者一人ひとりに演出を行い、「アクションはこうなんです!」と熱心に指導する姿も見られたという。藤井監督は「岡田さんは現場の士気を常に高めてくれました」と語り、彼のリーダーシップが作品のクオリティ向上に大きく貢献したことを明かした。
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さらに重要視したのが、一つ一つの画作りの強さだった。岡田は「CG技術が発達し、派手な映像表現が可能になった今だからこそ、日本的な伝統をつなぎながら、印象的な画作りにこだわりました。監督ともルック(画)については日々話し合いを重ねました」と振り返る。そして、「黒澤監督の口癖が『かっこいいのか?』だったと聞き、非常に驚きました。自分たちの美意識が通用するのかを常に意識しながら制作に臨みました」と本作のビジュアル面への強いこだわりを明かした。
「30代を中心とする若いチームが作品創りに携わる」ということも大きな挑戦であり、「若いスタッフが考えたアイディアをベテランのスタッフの方が否定せず、面白がってくれてさらに色々な意見がでました」とベテランスタッフの知見と若手スタッフの感性の融合がポイントであったとふたりは語る。
撮影当初は大変な現場ゆえに不安点もあったそうだが、撮影が進むにつれ、スタッフを含めみんなで戦い抜いてモノづくりの醍醐味(だいごみ)を感じた作品になったという本作。藤井監督が「岡田さんのエネルギーが循環してつくっていけた」と表現するポジティブな影響が現場に広がり、大きな収穫と共に撮影を終えたという。
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最後に岡田は、「若い世代の力を借りてMade In Japanを世界に向けてやってきましたが、世界にむけて、そして日本の方にかっこいいよねと言ってもらえるクオリティの作品になっていると思います。ぜひ、若い日本のクリエーターたちの才能を感じてほしいです」と話し、藤井監督は「自分が生まれて初めてできたプラットフォームが配信サービスで、配信ドラマを同世代と感じています。ここからどういうふうに進化していくのか退化していくかを、目をそらさず、当事者として戦っていきたいという思いで挑みました。その責任は大きなものだったのですが悔いはないですし、期待を裏切らないように完成まで頑張っていきたいと思います」と日本のみならず、世界にも届く作品づくりを意気込み、トークパネルは幕を閉じた。
Netflixラインナップ発表会「Next on Netflix 2025」
2月12日(水) 東京ミッドタウン・ホールB