中条あやみ 「どう頑張ったらいいか分かんなかった」不安な生活の中、祖母からのアドバイスに感謝

2025.2.10 11:30

ヒメナ・デ・ラ・フロンテラは、山の中央にたたずむムーア人の城を中心に、14世紀ごろ栄えた街。穏やかな気候のなか、ゆったりとした時間がながれる町だ。中条は「なんか健康的な感じがする」と言いながら歴史ある街並を進んでいくと、ある家の前で足を止めた。「トプシー!」、祖母の飼う犬に気づいた。つづいてトプシーの鳴き声に気づいて出てきたのは、中条の祖母、ポーリンさん。パートナーのエリックさんとともに出迎えてくれた。

久しぶりの再会を喜び、中条が「これ、家に合うと思って選んできたんだけど」と、セビリアで買ったお皿を渡すと、ポーリンさんは「確かに家に合うわ!」とうれしそうに受け取ってくれた。良い皿が手に入ったということで、ふたりは一緒に料理をすることに。

中条は「クッキングタイム~♪」と上機嫌。久々に祖母と一緒に料理をするということで、ハイテンションに準備を進める。今回作るのはモホピコン。スペイン・カナリア諸島の名物料理とされ、日本語に直訳すると意味は“スパイシーなタレ”。ニンニクと唐辛子のピリ辛な風味を楽しめる。中条は前回祖母を訪れた際にこの料理を知ったようで、「なんかすごい気候にも合ってるというか、暑い夏の日に食べる、ちょっとスパイスの効いたモホがすごいおいしくて」と、一瞬でとりこになったという。

タマネギ、トマト、ニンニク、赤唐辛子、さらに大量のオリーブオイルを入れ、すべての材料が滑らかになるまでつぶしていく。出来上がった赤みがかったソースは、祖母のために買ってきた皿に盛りつける。ディップするための塩ゆでしたジャガイモも添えれば、料理の完成だ。

出来上がった料理を、家族で楽しむ。中条は「1人だといつも作りすぎちゃって、余って友達に食べに来てもらったりとかしてたけど、でも今は家族の分作るのも楽しいし、あとやっぱなんか、みんなで食べるご飯って良いですよね」と話し、リラックスした様子。中条にとって食事は「どこで食べてもどんな時でも、誰と食べるかがすごい大事な気がする」というほど大切なものだという。ポーリンさんと一緒にすごし、その何物にも変えがたい時間を分かち合う。6年前に訪問した際にも、そんなひとときに中条は救われたのだとか。

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