税金逃れの証拠となるUSBが破損…絶体絶命の危機を突破した、国税局調査官・鈴木もぐらの鋭い推理とは

修繕をしたにしては古めかしい内装の飲食店で、調査を開始した鈴木と水川。すると店の奥に、そこだけ床の色味が異なる個室を発見。鈴木は「やはり読みは当たっていたようだ」と口にする。

当初はリフォームを否定していた店主だったが、鈴木は店舗増築の証拠として防犯カメラの映像を映していたモニターに注目。「防犯カメラっていうのは同じ映像をずっと映しているでしょ？」と画面に同じ場所が長時間表示され続けることで画面上に色を構成する要素の“ピクセル”が劣化しおこる残像のような焼き付けを指摘。増築前に焼きついた映像から、店舗がリフォームを行ったことを証明したのだった。

鈴木がこの証拠を工務店社長の黒澤に突きつけると、黒澤はイスから崩れ落ちながら「こんなこと、どこの会社でもやってることだろ！」と開き直る。しかし鈴木は同じような自分勝手な考えで税金逃れが行われた結果、5000億円もの税金が不正に隠されていると言及。「そのしわ寄せが正しく納税している人に来るなんてことはあってはならない！」と厳しく指摘した。

今回のケースでは、工務店の社長に多額の追徴課税が課せられたほか、結託していた飲食店経営者にも重加算税のペナルティが課せられた。

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写真提供：（C）日テレ