空港税関“オクトパス木村”が抱いた違和感…鋭い観察眼で見抜いた、大麻樹脂の驚くべき隠し場所とは

声優の木村昴とタレントの高田夏帆、田中美久が1月30日放送『THE突破ファイル』の再現VTRに出演。国際空港の税関職員を演じ、巧妙な手口で不正薬物を持ち込もうとする密輸犯に対峙（たいじ）した。

卓越した知識と、物品に蛸（たこ）の触手のように這わせる指先のわずかな感覚から、その素材や情報を読み取ることで、“オクトパス”の異名を持つ木村監視官は、この日検査場の端で大量のお土産が詰まったスーツケースの中身を入れ替えている外国人男性を発見。「検査場で荷物を入れ替えている人は何かやましいものを隠している可能性が高いんです。そして、密輸犯は検査の目をごまかすため、あえて大量のお土産を買うことが多い…」と警戒を強め、高田、田中係員とともに検査台へ向かった。

早速3人は、音楽好きだというこの男性の荷物を確認。中には外国からのお土産に混じり、カセットテープやレコードが入っていた。その感触に何か溶かして固めたような異常は見られないものの、違和感を抱いた木村は、不正薬物や爆発物を短時間で検知できる最新鋭の検査機器・TDSで手荷物を検査。その結果、男性の荷物から不正薬物の反応が見られた。

さらに入念に手荷物を検査する3人だったが、怪しい物品は見つからず。一方の男性は、大量の汗をかきながらも、木村からの質問に淡々と答え、持ち込もうとしている鉄でできたカセットテープや、磁石のついた雑貨などを説明した。

それでも終わる気配のない検査に、苛立ちを見せる男性は「しつこすぎるって！」と木村に詰め寄るも、木村は臆せず手荷物の確認を続行。そしてついに、目の前のスーツケースに対し抱いていた違和感の正体を突き止めたのだった。