『キャプテン翼』の作者が高校生に漫画の描き方をアドバイス! 城田優も「まさに夢ですよね」とビックリ

2025.1.30 11:00

後日、暗くなっても教室に残り、人形を片手に動きのある絵を描く練習をしていた片倉さん。ちょうどクライマックスのシュートシーンを描いていた所で、高橋先生にいただいたアドバイス通り、何度も描いては消し、描いては消しを繰り返していた。そんな片倉さんに好きな声優の名前を挙げてもらうと、番組でナレーションを務めている梶裕貴の名前が。「最初の方の放送を見た時に、梶さんが自分(片倉さん)のことを紹介してたじゃないですか。“『NARUTO -ナルト-』が好きな片倉さん”って。その時“『進撃の巨人』が好きだ”って言えばよかったなって…」と、梶が主役の声を務めている作品を挙げつつ笑っていた。「もしかしたらこの(今作っている)マンガも、梶さんが声やってるかもしれないよ?」とスタッフから言われると「梶さん…!それはうれしいです!」と微笑みつつ、やる気に火がついた様子。

そして11月の締め切り当日、最後の作業を終えて片倉さんの作品『ずっと見ていたもの』が無事完成。放送では梶裕貴が声優となってセリフを演じつつこの漫画を紹介。まさに片倉さんの願った通りの展開となっていた。「(シュートを)打つ前は“勢いを止める”みたいな感じで描いて、次のページで思いっきり打つ、みたいな…」と、高橋先生が公演の時にアドバイスしてくれた「緩急をつけて」という言葉を参考にしつつ、描きたかったシーンも描けたようで、満足いく仕上がりになったようだった。

数日後、応募した漫画賞の結果が発表された。前回、九州国際まんが賞で“未来賞”だった片倉さん。今回は1つでも上の賞を…と願っていたのだが、今回の結果は前回の1つ下の“期待賞”。入賞したことだけでもすごいことなのだが、彼の表情はちょっぴり悔しそう。しかし「惜しくも期待賞ではあるんですけど、もっともっと上のステップに行ける実力は持っているかなと思います」と激励のコメントが。その後片倉さんは悔しさをばねにしつつ、早くも次の作品への作業に取り掛かり始めていた。

スタジオでVTRを見ていたゲストの俳優・城田優は「まさに夢ですよね。自分がサッカーの漫画を描くってなって、(アドバイスをくれるのが)“キャプテン翼”(の作者)だなんて…」と、彼らに与えられている環境に感心していた。同じくゲストの俳優・志田彩良は「夢に向かって頑張ってる姿ってホントにかっこいいなって思いましたし、しかも完成した作品を、好きって言ってた憧れの梶さんに読んでいただけて、夢もかなったと思います」と片倉さんの奮闘ぶりを称えていた。

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写真提供:(C)日テレ

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