『魔法騎士レイアース』主演声優・椎名へきる、エモすぎた30周年記念ライブ 往年の名曲に“ヒカリモノ”解禁も!

2025.1.28 17:30
椎名へきる

2024年にアーティストデビュー30周年を迎えた声優・椎名へきるが1月26日(日)、『椎名へきるLIVE 2025 STARTING LEGEND WINTER』公演を神奈川県民ホールにて開催。アニバーサリーイヤー真っ只中を駆け抜けた、約2時間半のライブの模様をお届けする。
(以下、オフィシャルライブレポートより)

アニメ『魔法騎士レイアース』の主人公・獅堂光や『YAT安心!宇宙旅行』のヒロイン・天上院桂など、数多くのキャラクターを演じてきた椎名へきるは1994年にアーティストとしてもデビュー。これまでにシングル45枚・アルバム20枚をリリースし、1997年には声優初となる日本武道館コンサートを開催。ライブの通算は460本を超える──。

2024年は、自身初のセルフカバーアルバム『HARMONY STAR』の発売や、日本青年館での30周年記念ライブ第1弾の開催、『KING SUER LIVE 2024』や声優グランプリフェスへの参戦に加え、初のクラシックコンサートへの挑戦、30周年記念本『椎名へきる30th ANNIVERSARY BOOK Want you』の発売など、怒涛の1年となった。

今回のライブは「アルバム『Baby blue eyes』の楽曲を中心としたスペシャルセットリストで構成されています!」と事前発表されてから大きな反響を呼んでいた。『Baby blue eyes』といえば1998年に発売された椎名へきる5枚目のアルバムで、ファンの間でも屈指の人気を誇る。さらに、ライブタイトルも椎名へきるお馴染みの『STARTING LEGEND』を題しており、ファンの期待値は高まる一方だった。

会場が暗転すると、青い光の中から青いドレス姿のへきるが登場。ライブのメインビジュアルでも着用していた『Baby blue eyes』を象徴する美しいドレスだったが、スカートは大胆にも膝丈までばっさりと切られていた。「STARTING LEGEND WINTERへようこそ!」と叫ぶと、間髪を入れず『天使は東からやってくる』でライブは幕を開けた。

そのまま続けて『空想メトロ』『少女爆弾』と色褪せない名曲たちが息の合ったコール&レスポンスの中、披露されていく。「L・O・V・E、ラブリーへきる!」という往年のコールで会場は一体感を増していき、『Go Wake Up!!』で最初のブロックを締めくくった。

この日最初のMCでは、椎名へきるライブ史上初のヒカリモノ(ペンライトなどのこと)解禁について触れた。これまで彼女のライブではヒカリモノを使わない分、想いを手拍子や拳に乗せて伝えるスタイルだったが、今回は『Baby blue eyes』=『ネモフィラ』にちなんで、光でネモフィラの丘をつくるネモフィライト企画を考案。「一緒に盛り上がってください!」と呼びかけると、初めての革命的企画にも“光る拳”で早速応えるファンの姿がそこにはあった。

そして「1曲目から『天使は東からやってくる』をフルバンドで聴けるなんて!」と、今回のセットリストが本人としてもとてもレアなものであることを興奮しながらも説明。「今日はフルバンドではなかなか聴けないようなレアな楽曲も満載!」と今回のセトリの期待値を堂々と自ら上げていく予告宣言をし、「ここからまだまだ楽しんでいきましょう!」と次のブロックをスタート。

『246』が流れるとイントロで思わず歓声があがった。ここから『気づいて!』『純』『届けたい想い』『あなたの名前』が続くセトリを誰が予想できただろうか。フルバンドで演奏される『Baby blue eyes』の往年の名曲たちに酔いしれる贅沢な時間となっていた。

曲明けには、『Baby blue eyes』制作当時の想いを語った。

「楽曲の恋愛観がとてもリアルで、20代の色々なことを思い出して歌いました。久しぶりに歌う曲もあったけど、会場の皆さんがネモフィライトを振ってくれてとても嬉しかった」

しんみりとする時間に間髪を置かずに「ここからバンドロックも続くぞ!」「行くぜ、野郎ども!」と空気を変えると、スタンドマイクとともに『Distance』『風の行方』とロックサウンドが際立つ楽曲が続き、『Always』では伸びやかなボーカルをホール中に響かせる。観客を煽りまくって、コールもどんどんと強さを増していく。まだライブ中盤とは思えないほどの熱さ、これが椎名へきるのライブだ。

1 2

クオカードプレゼントキャンペーン2024

関連記事

おすすめ記事

ジャンル