柔道・阿部一二三　「自分が一番強い」オリンピック2連覇の日本のエースが語る強さの秘けつ

柔道家の阿部一二三が、25日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY（アナザースカイ）』に登場。2024オリンピック開会式が開催されたフランスを再訪した。 

柔道の大会で何度も訪れているというパリだが、観光できる機会はほとんどないという。「あんまりこう、買いものに行ったりとか、満喫しきれてないみたいな部分もあるので、街をゆっくり歩くだけでもやっぱり、全然違った感じがある」と話す。古着屋やヴィンテージショップでの買いものを楽しむと、「こんなに充実したパリないかも」と満足げな様子。 

観光を楽しんだあと、次に向かったのはパリから西に進むこと約360km。車で往復10時間という道のりを進んだ先にある世界遺産、海に浮かぶ街『モン・サン・ミシェル』だ。 

夕暮れ時に到着。壁面を夕日に照らされたモン・サン・ミシェルが阿部を迎えた。「最高じゃないですか、完璧ですね」と感動。「きれいですね、なんかあそこだけ、浮いてるみたい」というと、しばしその光景を目に焼きつける。日が落ちてから中に入ってみることに。 

長い歴史のなかで、幾度も改築、増築されてきた街を歩く。修道院をつなぐ参道には飲食店や土産店が並び、灰色のレンガ調の壁が街灯の明かりで照らされていた。「やっぱ世界遺産ってすごいですよね」と感慨深げに歩いていく。頂上付近に到着すると、陸と島を隔てる湾が満月に照らされていた。「夜のモン・サン・ミシェルも良いですね。迫力がすごい。来れてよかった」とつぶやいた。 

そんなモン・サン・ミシェルで阿部は柔道家としての思いを語りはじめた。「僕の中では柔道してる時は、柔道してる阿部一二三なんですけど、ある意味、普段はいい意味で“柔道家”っていう風にみられたくないなみたいな。それは見た目だったり、服とかもそうですけど、だからその差を楽しんでほしいみたいなのは、自分の中にあります」と話す。 

さらに、「やっぱり4年に1回しかないオリンピックの時って柔道盛り上がるんですけど、それ以外の世界選手権だったり他の大会って、なかなか盛り上がったりとかないので柔道界を引っ張っていく、まあ顔じゃないけどやっていかなきゃいけない」と、世間から特に注目される存在だからこその胸中も明かした。