柔道・阿部一二三　「自分が一番強い」オリンピック2連覇の日本のエースが語る強さの秘けつ

日本の柔道の競技人口は多いとは言えない。フランスと比べれば、2～3倍ほどの差があるという。阿部は「柔道っていうカテゴリが多分、ちっちゃい時から組み込まれてるのがフランス」といい、日本で後進の育成にも力を入れたいと意気込む。「いま“ABE CUP”っていう試合をやらせてもらってるんですけど、なんか日本の選手、小学生を対象にやっているんですけど、何人か招待してフランスでABE CUPをしたいなっていう夢ではありますね」と語った。 

柔道界の顔として、これから育つ柔道家たちの憧れとして、そしてなにより一人の柔道家として、勝ち続ける阿部。その強さについて、「やっぱり自分を信じる気持ちっていうのが、勝ち続ける秘けつなのかな」と話す。「もう勝ってても負けてても、自分が一番強いと思ってるし、誰にも負けないと思ってるし、そういう気持ちがないと勝ち続けられないのかなと思います」とつづけた。 

そんな阿部が掲げる目標は、オリンピックの4連覇。「誰も成し遂げたことのないことを達成する。だから3連覇じゃ止まれないなって。大きい目標、最高の目標は4連覇することなんで」と意気込む。 

「やっぱり年齢を重ねていくごとに体もしんどくなっていくし、疲労感とかも強くなっていくし、でもそのなかでパリのオリンピックを超える阿部一二三をどうやって作るか。どんな世界が待ってて、どういうふうに自分が成長していくのか。正直楽しみでしかない」と力強く語った。 

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