柔道・阿部一二三 「鼻血はヤバかったっすね」パリ五輪でのアクシデントを想起

2025.1.27 11:15

さらにパリ五輪では、アクシデントにも見舞われた。「鼻血はヤバかったっすね。久々試合で、まずいなって…」と振り返る。準々決勝にて鼻血により試合が2度中断。柔道では同じ部位を3回出血してしまうと、相手の『棄権勝ち』となってしまう。そのため「もう投げないと」と、その一身で試合を制した。 

そして決勝戦前には、妹・阿部詩選手が世界ランキング1位の選手に敗退。これが兄としての自分に火をつけたのだとか。「そこでスイッチ入ったというか、ふっ切れたんで、緊張とかプレッシャーが逆になくなったというか。やっぱり妹の分までみたいな」と、あのとき感じていたことを語ってくれた。 

そうしたプレッシャー、不安、アクシデントに見舞われながらも、全てをはねのけ手にした金メダル。「こんなにも色々、考えさせられる場所ってないと思うし、一生自分の心の中に残る場所かな」と話す。「そういう場所を今後も増やしていきたいとは思いますよね」というと、スタジアムを後にした。 

写真提供:(c)日テレ

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