永作博美 料理研究家役で出演「見たことない方法でみんなの心を溶かしてくれる人です」 ドラマ『バニラな毎日』

1月20日からNHKで放送が開始されたドラマ『バニラな毎日』に料理研究家役で永作博美が出演することが決定し、役への意気込みを語った。

永作博美が演じるのは、図々しくて陽気な性格の料理研究家・佐渡谷真奈美。おおざっぱで強引な面と、他人の心の痛みに寄り添える繊細な面の両方がある。とある事情から、白井（蓮佛美沙子）を巻き込んで、たった一人のためのお菓子教室を始める。

永作博美からは、コメントが到着した。

永作博美　コメント

――『バニラな毎日』に出演が決まったときのお気持ちは？

連続テレビ小説『舞いあがれ！』でＮＨＫ大阪放送局にお世話になり、もうしばらく来ることはないだろうなと大阪を後にしたのですが、意外と早く戻ってこられて「うれしいなぁ」と思いました。ただ、今回の役も大阪ことばだとは聞いていなかったんです。知った時は「やっぱりか…！」と思いましたけど（笑）。実際に大阪ことばをしゃべってみると強いイメージとは真逆で人情深くて優しくて、思いやりがあって、「大阪ことば、好きやわ♡」と思ったので、また方言に苦労するのは目に見えていたけれど楽しみでした。

――演じられる佐渡谷さんはどんな人物ですか？

佐渡谷さんは、人生経験を積んでいて、優しさだけで進めるとは思っていない人物で、一瞬のうちに打開策を思いついて、いろんなものを破壊しながらどんどん前に進んで行く、何が来ても止まらない。最初は白井さん（蓮佛美沙子さん）も「この人と一緒にいて大丈夫？」と引いていたと思います（笑）。私自身も「これ大丈夫⁉︎」と思いながらやっていました。

でも、そのうちに佐渡谷さんがやっていることが徐々につながっていったんです。そもそも、一対一のお菓子教室を急にはじめる度胸がすごいですよね。やる・やらないの壁をすぐ超えてしまうし、まあ、1対1である必要があったんですね、佐渡谷さん的には。実質1対2なんですけど（笑）。見たこともない方法でみんなの心を溶かしてくれるところがある人なんです。年齢的に老婆心（ろうばしん）みたいなものが働いているけれど、”佐渡谷式老婆心”は普通とは違って「それ心配してたの⁉︎」みたいな感じで台本もちょっと常識を超えていて、心療内科の先生もこのやり方はしないですねと。ただ笑顔でおっしゃってたのでよかったです（笑）。

演じる私は最初の一言から最後の一言までもう必死でした！でも、この作品を通して視聴者の皆さんの人との関係が少しずつ楽になっていくような瞬間をお届けできたらいいなと。そう思いながらやっています。