“10万通りのエフェクト表現” チェキ最上位モデルは触っていて楽しい“大人デザイン”

2025.1.23 13:30

富士フイルムは1月21日(火)、“チェキ”の愛称で知られるインスタントカメラ『instax』シリーズの新製品発表会を実施。『instax mini Evo』の限定カラーPINKと、シリーズ最上位モデルの『instax WIDE Evo』を2月に発売する。実機を使用したフォトグラファーの長山一樹氏は、“大人っぽいデザイン”や操作性に好感を示し、「触っていて楽しい」と語る。

もともと2021年に発売した『instax mini Evo』は、カードサイズのミニフォーマットフィルムに対応し、デジタル技術を搭載したハイブリッドインスタントカメラ。その特別カラー“PINK”が日本国内、数量限定で2月28日(金)に発売。また、同社のスポンサー契約選手であるプロゴルファーの竹田麗央選手のネーム入りストラップと直筆サイン入りチェキプリントが同梱された『竹田麗央 Edition』も同時発売される。

『instax mini Evo』特別カラーのPINK

一方、『instax WIDE Evo』は、ハイブリッドインスタントカメラでは初めてワイドフォーマットフィルムに対応したシリーズ最上位モデルで、2月6日(木)に発売する。本体は黒を基調にメタリック素材を合わせた高級感のあるクラシックなデザインで、スマホプリンターとしても使える1台2役のカメラ。

各種ダイヤル操作によるエフェクト選択や、手動で巻き上げてプリントする“プリントクランク”など、アナログの操作感でプリントを創り上げる楽しさを体感できる点にこだわったという。

スマホプリンターとしても使える『instax WIDE Evo』

最大の特徴は、100通りの撮影エフェクトに加え、今回初めて搭載されたエフェクトの“度合い調整”機能によって、光の入り方や色のグラデーションなどの強弱を100段階で調整可能なこと。さらにワイドフォーマットの魅力を引き立てる6種類のフィルムスタイルと広角モードを組み合わせることで、そのパターンは10万通り以上にも及び、撮影表現の幅が大きく広がった。

発表会後半では、フォトグラファーの長山一樹氏と、クリエイティブディレクター/アートディレクターの清水恵介氏が登壇。プロの2人が新製品の『instax WIDE Evo』を実際に使用した感想を語り合った。

(左から)長山一樹氏、清水恵介氏

日頃からスーツを着用して撮影をするという長山氏は「デザインが大人っぽくて、かっこいい。(スーツに合う)大人っぽいものが欲しいと思っていた」とコメント。使用感については「液晶画面で操作するカメラが主流だが、ダイヤルで操作したいという欲がずっとあった。これはエフェクトもダイヤルで操作できて、プリントクランクもフィルムを巻き上げる感覚と一緒で、触っていて楽しい」と印象を語る。

一方の清水氏は「長山さんに全部言われてしまいました」と笑いつつも「クラシックでシンプルなデザインが好き。慣れてくると、指の置き場所が決まってきて、咄嗟にエフェクトを選んで撮るのに使いやすい」と実用的なデザインに惹かれたと話す。

続いて、プロの2人が『instax WIDE Evo』で実際に撮影したチェキを紹介。

長山氏が撮影したチェキ

長山氏は、京都の源光庵にある悟りの窓・迷いの窓を撮影。「重たい被写体をクラシックに撮ったらどうなるのかと思い、セピアのエフェクトを使って、古めかしいものをより古めかしく撮ることを意識した1枚」とこだわりを語った。

清水氏が撮影したチェキ

打って変わって、清水氏は自宅のテーブルにある急須を撮影。「リビングに差し込む光がきれいだった」と撮影理由を明かし、長山氏から教わった「光をどう作るかじゃなくて、影をどう作るかのほうが大事」という考え方を意識して、急須が際立つよう周辺の影づくりを工夫したと解説した。

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