八木勇征 もし人生で一度魔法を使えるなら? 「“無限ポキポキ”できるようになりたい!」
2025.1.23 12:15劇中のアキトら4人と同じ18歳から20歳の頃の夢とを尋ねると、八木は「18歳の頃はまだプロのサッカー選手になる夢を追いかけていました。18歳で大きいケガをして、1年半サッカーできず『これはもう厳しいのかな…』と思っていたときに、人生で初めてのFANTASTICSのオーディションにチャレンジしました。ものすごく人生が変わったし、ものすごく濃い時間を過ごした年代でした」と語った。
櫻井は小さい頃からサッカーに打ち込み、さらに中3の頃からは音楽を志し、バンドを組んでいたことを明かしたが「ちょうど高校を卒業して18〜20の時期はコロナ禍でライブができなくなったんです。でもその時、ひとりの仕事のオファーをいただいて、そこにチャレンジしたから、いま、こうやってステージに立てています。こういう世界に飛び込んでいったからこそ今の自分がいるし、音楽をやっていた時から、何か表現する仕事をやりたいと思っていたので、そういう意味では(夢が)叶っているのかなと思います」と感慨深そうに明かした。
ここでこの映画の取材では欠かすことができない【もし人生で一度魔法を使えるなら?】という定番の質問を投げかけられると、八木からは「107回目です」とジョークを交えた返しが。八木は「僕は空き時間や待ちの時間に指を鳴らしちゃうんですね。でも10本の指で10回やったら、何時間か鳴らなくなっちゃうので、これを“無限ポキポキ”できるようになりたい!」と予想の斜め上を行く珍回答を披露し会場は笑いに包まれた。椿は「18歳に戻って、初めて披露した“ツーバキバキ”をやめてクールキャラのほうに(方向転換したい)。あの日を境に僕への歓声の色が変わって『キャー!』が減って『ハハハ!』が増えました。今は誇りを持ってますけど、せっかく魔法が使えるなら、あの時に『(クールに低い声で)椿です』と言ってそっちの路線にしておけば…」と悔恨(かいこん)(?)を口にし、会場は再び笑いに包まれた。
最後に登壇陣を代表して八木は、これから初めて本作を観る観客に対し「世界観が本当に美しくて、ひとりひとりの心情も素敵なものばかりです。笑えるところから、共感していただいたり、心にきて涙を流したり、、、。温かい気持ちになっていただけたらうれしいなという思いで僕たちもこの作品に向き合いながら作ってきました。何か感じたら周りに勧めていただいて、一緒に映画館に足を運んでいただけたらうれしいです。まずは楽しんでください!」と呼びかけ、温かい拍手の中でイベントは幕を閉じた。
映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』は2025年2月21日(金)全国公開
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