ド派手トラック300台集結イベントに吹雪の中を裸で4キロ走る神事…ユニークな年越しイベントに芸人が参戦『笑神様』

2025.1.23 11:45

続いて、秋田県・八郎潟町(はちろうがたまち)の大晦日に訪れたのはお笑いコンビ・センチネルの大誠とトミサットの2人。前回の『笑神様』に出演して注目された2人が今回、超過酷な年越しイベントがあるということでやってきたのだ。

センチネルの大誠とトミサットの写真

実行委員長の森川さんに話を聞くと、『一日市(ひといち)裸参り』という、八郎潟町で130年続く伝統行事なのだとか。読んで字のごとく、五穀豊穣・無病息災・学業成就などを祈願し、さらしを巻いた上半身裸の男たちが町中を走り回るという神事だ。

参加者の集合場所を2人が訪れると、そこには26名の気合の入りまくった男たちが。中には13歳、14歳といった中学生もおり、「受験祈願に」とやってきていた。町に伝わる伝統行事ではあるが、参加資格は“健康な男性であること”で、町内外問わず参加は可能となっている。当然ここにセンチネルの2人も参加することに。

スタートは年越しの瞬間。その前に準備として、パンツ1枚の状態で水をかぶる「水垢離」(みずごり)を行なうのだが、これがとんでもなく冷たい。「うわぁ~っ!」「あぁぁ~~っ!」と叫び、見物客から笑われつつなんとか水をかぶり、身を清めた2人は正装のさらしを体に巻き、草履(ぞうり)を履いていざスタート地点へ。すでに周りには「これを見ないと年を越せない」という大勢の見物客が。

そしてスタート直前、町の教育長から激励の言葉が送られた。「勇気と心意気に心から敬意を表します!」と声をかけると、教育長もテンションが上がったのか「町の発展と、人々の幸せのために、力を合わせ、熱い心で、走り抜けてこいやぁ!」とこぶしを突き上げた。その姿はまるで、某格闘技イベントでの格闘家・髙田延彦を彷彿(ほうふつ)とさせるもので、男たちの熱気も最高潮に!

そしてカウントダウンが始まり、新年を迎えると同時に裸参りがスタート!

思ったよりも速いスピードで「ジョヤサ!ジョヤサ!」と掛け声をかけつつ、最初の参拝地である一日市(ひといち)神社へと向かう。雪も降り始め、吹雪の中を30kgの神輿(みこし)を担ぎながら走り抜けていく裸の男たち。沿道で見守る町民たちも一丸となって「頑張れ!」と声をかける。これこそがこの町に伝わる130年の伝統なのだ。

そしてスタートから5分後、最初の神社に到着すると、神輿は一旦ストップし、五穀豊穣や無病息災などを祈願する。この様子にVTRを止めた内村は「いったん止めるんだね」とビックリ。「一気に行きたいですよね」「あそこが1番寒い!」「気持ちも1回下がる」と、まさかの一旦停止にスタジオ一同驚いていた。

しかしこれはホンの序の口。このあと消防署や神社などチェックポイントに到達するたびに神輿は一旦止まり、男たちは厳かに参拝をする。4つ目のポイントに到達したところで我慢できなくなったのか、再び内村はVTRを止め「ダメだ…止まってる…何回も止まってる…」と笑いをこらえきれない様子。「これ苦行だね!」と言いつつも、「でもこれで年がね…いい年になるんだよ!」と納得していた。

そんな裸参りも、約4kmのコースを途中5か所に止まって参拝し、45分かけて走り抜け、男たちは無事ゴール!共に走った男たちの間には熱い友情も芽生えていたのか、互いにハイタッチしつつ健闘をたたえ合っていた。

その後、温かい部屋の中で参加者たちを労う慰労会が催され、センチネルの2人は芸人としてネタも披露。爆笑を浴びていた。

しかし、この慰労会の最後に町の人から思わぬ新情報が。「3年連続で走らないとご利益が無い」「1回でやめると逆に良くないことが起こる」という。

最後の最後にこれを聞かされた2人は「めちゃくちゃだ!」と憤る。「そうやって(裸参り参加者の)人口を増やしてるんですか?」と聞くと、町の人からは「そうでもしないと伝統行事って続かないですから!」と開き直ったような答えが返ってきて、会場は大爆笑。ぶっちゃけた回答に2人も手をたたいて笑った。

スタジオでVTRを見守っていたゲストの俳優・松たか子は、「来年も楽しみですね!パート2」とコメント。果たして、センチネルの2人は来年も『一日市裸参り』に参加するのだろうか。

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写真提供:(C)日テレ

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