カズレーザー “トイレを使ったら便座を…”男性社員からの発言にセクハラ認定 なくならない“無自覚セクハラ”の根本原因とは
2025.1.23 09:30小野氏は再び実際の裁判例を挙げる。男女共用のトイレがある小さな職場で、男性の従業員が女性の従業員に対して「トイレを使ったら便座を上げておいて」と言い続けたことで、セクハラ認定に至ったという。
錦鯉・長谷川雅紀は「便座を上げるように言うのがセクハラになるんですか」と質問すると、小野氏は「“男性が使いやすいようにしておけ”という趣旨で繰り返し言っていたそうなので、男尊女卑的な思想のもとに言っている発言だったということで、不法行為だというふうな認定につながっています」と解説。こうした問題が生じる根本の原因にはジェンダーバイアスがあるとした。
小野氏は「男女の役割に関して、決めつけや偏見、そういったものを持っていることが、自覚することなくセクハラ発言や行動を引き起こす」とし、例えば結婚や出産が女性の幸せだという決めつけが“結婚はまだ?”という発言につながったり、子育ては女性の仕事という決めつけで “男性なのに育休を取るのか”といったセクハラの発言を生んでしまうとし、今後も続けて注意していかなければならないと講義を締めくくった。
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写真提供:(C)日テレ
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