吉谷彩子 「ポレポレで生きていけば…」思い出の地・ケニアで25年ぶりの再会で役者人生に思いをはせる
2025.1.20 07:30俳優として数々のドラマ・映画で活躍中の吉谷彩子が、18日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に登場。25年前ぶりにケニアを訪れ、思わぬ人物との再会を果たした。
日本からドバイ経由で1日。番組史上でも初となるケニアに降り立った。小学2年生の時にドラマ撮影のために訪れた思い出の国だという。まずは25年前、約2か月間滞在していたという宿に向かってみる。
「動物たちがいっぱいいるところ」と、移動中の車内で目的地、マサイマラ国立保護区について話す吉谷。野生のゾウやライオンなど、動物たちが暮らす草原に思いをはせる。タワーマンションが立ち並ぶ首都ナイロビから出発し西へ、舗装されていない道路をひたすら進んでいく。建物がまばらになってくると、当時宿泊していた宿『ムプタ』に到着した。
25年前の面影を残す宿。しかし「めっちゃ壊されてない?」と、思い出の中の宿は、その外観は保ちながらも、内装は取り外され、ところどころ骨組みも見える状態だった。というのも、ムプタは現在解体工事中。新たな宿泊施設への建て替えが行われているそうで、なんとこの日が完全解体の前日だった。
現在のオーナーの厚意で特別に敷地内に入らせてもらえることになると、「いやーでも、こんなになっても覚えてますね」と歩き回る。吉谷はこの地で芝居の根幹を教わったと言い、「ちっちゃいながらも、“気持ちでお芝居する”っていうのを初めて知ったのは、アフリカでした」と話す。「花ちゃん(吉谷が演じた女の子)と自分がその時にガッチリ重なって、なんか、“私の生き方ってこれだ”っていうか」と、解体されつつある宿の跡地から、ケニアを見つめた。
次に向かったのも、忘れられない思い出の場所。「これ私が撮影した小学校ですかね」と、現地の学校に再訪した。「おじゃましまーす」と教室に入ると、子どもたちが普段使っているだろう学習机が並べられている。教室の真ん中の席に座り、再びかつての自分を思い出す。
「本当、小さいころの私は考えられないと思います。今のコミュニケ―ションの取り方は」という吉谷。今のCMやテレビで見る姿からは想像もできないが、重度の人見知りだったという。「幼稚園のころに、人見知り過ぎて1人も友達ができなくて。それで母が心配して、児童劇団に入れたら、友達ができるんじゃないかって」と、芝居の世界に入ったきっかけについて話す。意外な理由にMCの今田耕司も驚くが、決定的な変化をもたらしたのは、ケニアでの撮影だったのだとか。
「絶対にアフリカなんですよね。ここまで私がしゃべれるようになったのって。花ちゃんっていう女の子は、活発で元気で人見知りせずに、色んな人に“ジャンボ、ジャンボ(Jambo=こんにちは)”って言うような子だったから」と、まるで長年の親友のことかのように話し、「すっごい楽しい生き方だなって思ったんですよ」と続けた。