カズレーザー “若返り世界大会”で優勝したチームには破格の賞金150億円!世界中で進む若返り研究…寿命を延ばす日本発祥の最強食材とは
2025.1.16 10:45カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が14日に放送された。新年最初の今回は2時間拡大スペシャル。『日本人の顔の悩みを最新科学で一挙解決SP』をテーマに、専門家たちが講義を行った。
『美肌にも効果的!寿命を延ばすNo.1食材〇〇』という講義には、株式会社TAZ 代表 高橋祥子氏が登壇。世界規模で行われているという健康寿命を延ばす研究について、最新情報を紹介した。
「今、抗老化研究の分野で特に注目されているのが、今年開催される若返り世界大会です」と講義を始めた高橋氏。大企業や個人投資家の資金で運営するアメリカの非営利団体『Xプライズ財団』が主催している大会で、各国の大学や製薬企業など、世界中のチームが参加を表明しているという。50歳から80歳の男女に1年以内の治療を施し、高齢者の筋力・認知機能・免疫機能の3つを同時に最低10年若返らせるという内容。優勝したチームには1億100万ドル(約150億円)という破格の賞金。金額の大きさにスタジオでは驚きの声があがる。
現在世界各国で急速に進んでいる抗老化研究。毎日の生活にある習慣を取り入れるだけで老化予防につながるという報告もあるといい、高橋氏は摂取カロリーの制限を紹介。「摂取カロリーを適度に制限すると寿命を延ばすことができるというのが、抗老化研究の中では定説となっている」といい、これにはサーチュイン遺伝子の関係が考えられるという。
マサチューセッツ工科大学の研究グループにより発見され、別名『長寿遺伝子』とも呼ばれる『サーチュイン遺伝子』。人間の細胞内では、傷ついた部分を各タンパク質が再生・修復しているが、『アセチル基』というストッパーがその働きを抑えている。しかしカロリー制限等によってサーチュイン遺伝子が活性化されると酵素が作り出され、このストッパーを解除。細胞を再活性させ、長寿・若返りにつながるという(過度なカロリー制限をすると免疫低下や栄養失調を引き起こす危険があるため、注意が必要)。
高橋氏はさらに、そんなサーチュイン遺伝子について、ある成分を摂取するだけで活性化させられる可能性を示した研究も紹介。NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)という、人や生物の体内で自然に生成されるビタミンの一種が、細胞の中でNADという物質に変換されることでサーチュイン遺伝子を活性化させる可能性が示されたという。ワシントン大学による研究では、メスのマウスにNMNを投与したところ、寿命が16%延びたという報告もあるのだとか。