バカリズムにインスパイアされた曲も？実力派4人組バンドAoooが結成当時のエピソードを語る

1月10日の『バズリズム02』は、年始恒例企画『今年コレがバズるぞ！2025』を放送。今回はバカリズム脚本のドラマ『ホットスポット』に出演している市川実日子と平岩紙の2人をゲストとして迎え、音楽関係者270人におこなった調査をもとに『今年くる』アーティストのランキングを発表した。

BEST10の中の第2位に選ばれたのは、結成1年でソールドアウト連発という4人組バンド、Aooo。2023年8月に結成され、ストレートなロックサウンドからレトロポップなサウンドまで幅広い音楽性でファンを魅了する注目バンドである。結成直後から話題を呼び、2024年10月に新宿・歌舞伎町でおこなったフリーライブには1500人の観客が集結。12月からおこなっている初のワンマンツアーはチケットが即完売した。

スタジオにはAoooのメンバー4人が登場した。バカリズムは4人に「2023年に結成。それでチケットソールドアウト連発って、“絶対売れるじゃん”って思ったでしょ？」と、ストレートに言い、4人は笑いながら「そんなことないです」と謙遜した。
Aoooの『バズポイント』の1つ目は、『そもそもソロ活動がすごい』という点にある。ボーカルの石野理子は、ガールズロックバンドである『赤い公園』のボーカルでもある。また、ベースのやまもとひかるは、YOASOBI・ももいろクローバーZといった名だたるアーティストのサポートをつとめ、東京ドーム公演にも参加した経歴の持ち主だ。ギターのすりぃは『テレキャスタービーボーイ』などの1000万再生超えの楽曲を連発するボカロPとして知られている。ドラムのツミキは、昨年大ヒットした星街すいせいの『ビビデバ』を手がけ、自身でもユニット『NOMELON NOLEMON』を組んで活躍している。4人の経歴を聞いたバカリズムは、驚いて思わず「もともと売れてるじゃないですか」とコメント。

また、メンバーたちは結成時のエピソードを披露。すりぃは「ここ（すりぃとツミキ）は友達やったんですけど、（石野とやまもととは）初めましてで。ひかるちゃんはその時からめちゃくちゃ明るくてムードメーカーで」と、最初から雰囲気の良いバンドだったことを話した。

一方、石野理子は全員と初対面だったため、「この人たちあんまり合わないかも」と心配だったとか。しかし、ツミキには親近感が湧いていたことを明かし、「ツミキさんは根が暗そうというか、抱えているものがありそうで“この人とは話が合いそう”みたいな」と話してツミキに「誰がやねん」とツッコまれた。バカリズムが「2人（やまもとひかる・すりぃ）とはいまだ合わない感じなんですか？」と返したため、石野は慌てて「すごく仲良くなりました」と答え、やまもとに笑いながら「こっち見ないで」と言われてしまい仲の良さを感じさせた。

市川はメンバーたちに「Aoooっていう名前はどういう由来で？」と尋ねた。石野は、初めて会った当日にバンド名を決めることになり、試行錯誤したもののうまくいかず、結局4人の血液型を組み合わせて作ったエピソードを披露した。2つ目のAoooの『バズポイント』は、バカリズムにインスパイアされているという点だ。すりぃが作詞作曲した『リピート』はバカリズムが脚本を手がけたドラマ『ブラッシュアップライフ』にインスパイアされているのだと言う。ちょうど放送時期（2023年）とバンドの結成時期が重なったことが、オリジナル曲に取り入れるきっかけだったそうだ。

バカリズムは満面の笑みで「これはもうできるだけ言い続けてください」「めちゃくちゃうれしい、自慢しよう」と言って喜んだ。

写真提供：（C）日テレ