脚本・バカリズム1月期日ドラ『ホットスポット』 鈴木杏「私たちもまだ知らされていない伏線がいっぱいある」

2025.1.12 05:00

Q.本作での「見てほしい」ポイントを教えて下さい。

市川:(フリップに「宇宙人」と記載) このドラマには宇宙人が出てきます。この「ホットスポット」の宇宙人…宇宙一可愛いです。回を追うごとに、清美と宇宙人の関係性が育っていきます。

平岩:(フリップに「台詞がカッコイイ」と記載) バカリズムさんの(書く)セリフがカッコイイ。やっぱりこの作品のキモは会話劇だと思うんですが、バカリさんのセリフって、自分にとっては息を吸って吐くぐらい自然で、そういうセリフを書くのは実はすごいことなんじゃないかなと。今回(バカリズム作品に参加するのが)3作目なんですけど、改めて思いました。何気ない会話の中にも、考察だったり面白みがちゃんと含まれていてすごいなと思うのと、「この言いたくなるな」ということが散りばめられていて、セリフ量はたくさんあるけどとても覚えがいがあります。覚えてしまいさえすればもう「現場楽しい」しかない、みたいな感じがあって、それが伝わればいいなと思います。

左から坂井真紀、夏帆、市川実日子

角田:(フリップに「富士山」と記載) 富士山はこのドラマの象徴。日本の象徴でもありますけどね。なのでいろんなところに出てきますし、ロケに行くと富士山はデカさが本当にものすごいんですよ。富士山がついて回るドラマです。セットでの撮影もあって、ホテルのシーンでは入口に富士山が映っています。実は、それはちゃんと現地で撮った映像をLEDに流しているんです。そのシーンの時間帯に応じた雲の感じや、鳥が飛んでいたり、バスが通ったり、全部コントロールするLEDのチームがあって、流してくれているんです。このドラマが、日本の「ジャパニーズドラマ」として見られるようにというテーマもあるみたいです。もし世界の方が見てくださったら、「アジア映画としての枠ではなくジャパニーズドラマで」「これは日本のドラマなんだ」というアピールもあると聞きました。

鈴木:(フリップに「実は伏線だらけ」と記載) 『ブラッシュアップライフ』でも最初の鳩が、最終回の最後に繋がってくるような(伏線が)すごくいっぱいあったじゃないですか。今回も、第1話のシーンに先々の伏線が張られていたり?…実は、私たちもまだ知らされていない伏線がいっぱいあると言われております。

中本こずえ(演・野呂佳代)

Q.最後に、視聴者の方へのメッセージをお願いします。

角田:「地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー」というのはバカリズムも本当にうまいこと考えたなと思うんですけど、それが全てで。宇宙人は出てきますけれども、そんなに派手なSFを期待されても困るよという中で、一方で日常の会話劇の中にどう宇宙人が絡んでくるのか、日常の事件をどう解決するのかというのをぜひ見ていただければと思います。

市川:山梨でロケをしている時、(平岩)紙ちゃんが言った「こんな大人になっても、真剣にバカバカしいことを楽しんでやれる仕事をしているなんて」という言葉が強く印象に残っています。それを聞いた時に、そう思っている人と一緒にお仕事できていることが幸せだなと思いました。この作品は大人たちが、本当に一生懸命になっていることが描かれているなと思っています。そんな現場で作っているのですが、「あ、久しぶりに幼なじみに会いたくなったな」「私も宇宙人と会ってみたいな」と、生活のすぐ近くに感じていただけたらうれしいですし、「日曜日の夜10時半に『ホットスポット』がある、じゃあ来週の『ホットスポット』まで頑張ろうって思っていただけるような作品になったらうれしいです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

新日曜ドラマ『ホットスポット』は2025年1月12日(日)よる10時30分から日本テレビ系列にて放送スタート

毎週日曜10時30分から放送

公式HPはこちらから

©︎日テレ

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