【幻のチーズ】東京・渋谷にある工房が作る“ブッラータチーズ” 中からクリームがあふれ出す新食感の製造工程に潜入

こうして出来上がったモッツァレラを薄く伸ばし生地を作ると、繊維状に割いたチーズを包むことで、外はモチモチ、中はふわふわ食感の二層構造に。さらに生クリームを並々と流し入れ、モッツァレラを固めたひもで縛ると、見た目の美しいブッラータチーズが完成した。

作り方はシンプルながら、美しく仕上げるのは至難の業だというブッラータチーズの製造に挑戦した3人。生地をひもで縛る作業に苦戦した新山とは対照的に、石井は「めっちゃ気持ちいい、ずっと触ってんの」とモッツァレラの手触りを楽しみながら器用に作業を進め、名人も驚く出来栄えのブッラータチーズが完成。宮川も「石井がライバル」と丁寧にチーズを包んでいた。

こうして完成したブッラータチーズは、表面にナイフを入れると中から生クリームがあふれ出し、その見た目に石井は「美しい…」と一言。さらに試食すると、思わず天を仰ぎ「これはやばい！クリーミー、めちゃくちゃクリーミー！」と声を挙げ、新山も「1個の料理ですねこれが」とブッラータチーズの満足感を楽しんだ。

ミルクの優しい甘味とコクを、モチモチの皮とトロトロの中身という食感の違いとあわせて楽しめる極上のチーズに、宮川も「（名人が）モッツァレラのもう1個上と仰っているのがよくわかります」と納得していた。

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