女性音楽家が密輸した不正薬物…田中美久、木村昴らが空港税関職員として巧妙な手口に息のあった推理を見せる

声優の木村昴と俳優でタレントの高田夏帆、田中美久が1月9日放送の『THE突破ファイル』の再現VTRに出演。国際空港の税関職員として、日々巧妙化する不正薬物の密輸を連携プレーで摘発する様子を演じた。

卓越した知識と、指先のわずかな感覚から物品の素材や情報を読み取ることから“オクトパス”の異名を取る木村監視官と、その部下である高田、田中係員が今回相対したのは、麻犬反応があった赤いコートの女性。これがデビュー戦となった田中係員は、女性のパスポートを預かりつつ、手際良く物品を調べていく。

女性は日本の交響楽団のオーディションを受けに来た音楽家なのだそうで、手荷物の中にはバイオリンや楽譜、さらには楽器のメンテナンスに使う松ヤニなどに混じって、金属の見慣れないアイテムの姿が。木村監視官は、バイオリンの消音器だという金属を手に取ると、指先から情報を解析。タコのようにしなやかに金属に触れ、心の中で「この熱伝導率は鉄か…配合は炭素、ケイ素…」などと分析を進めた。

さらに女性のバイオリンが1960年代のものだと見抜くなど、木村監視官の捜査の目は光り続けるが、肝心の不正薬物は見つからず。入念な作業に、女性は「随分丁寧に検査するのね」とバカにした笑いを浮かべる。

その後も手がかりをつかめなかった3人だが、荷物を拭き取り検査すると不正薬物の反応が見られたため、検査は続行に。しかしスーツケースの中に怪しいものはなく、女性も少し落ち着いた様子を見せる。その姿に、田中係員は心の中で「もしかして不正薬物は、今私たちが見てる荷物にはない？」と予想。木村監視官にボディチェックを提案すると、木村監視官もその意見に賛同し、女性を調べることに。このチェックでも不正薬物は発見できなかったが、ここで木村監視官は女性のとある行動から思わぬ密輸の手口を暴き、女性に「残念ですが、オーディションには行けませんよ」と投げかけたのだった。