お母さんに空手を習う男の子 甘えたい気持ちを「押忍!」とこらえ、お父さんに水筒を届ける

2025.1.8 09:15
優暉人くんの写真

1月6日放送の『はじめてのおつかい 新春小さな大冒険スペシャル 2025』では、3歳の男の子が大きな水筒をお父さんに届けるおつかいに挑戦した。

青森県弘前市に住む優暉人(ゆきと)くん(3歳10か月)は、空手の先生でもある看護師のお母さんに朝練をつけてもらうのが毎日の日課。お母さんに構ってほしいからと始めた空手だったが、優暉人くん自身もたくましくなってきたという。

この日も朝練を終え、しまってある掃除機を取りに行こうとした優暉人くんは、玄関に置き忘れられていた大きな水筒を発見。これは小学校の先生をしているお父さんが毎日持って行っているものだが、どうやら忘れてしまったらしい。「おとうちゃん水筒忘れた!」と大きな水筒をもってくる優暉人くん。届けに行かなくてはならないので、お母さんと一緒に行けるとちょっとウキウキしていたが、直後お母さんから「1人で行ってきてください」と言われ表情が一変。「えっ…… かか(母)と…」と甘えようとするが「母ちゃんは行けない!」と言い切られてしまった。

「行けない…かかと行きたい…」となおも甘える優暉人くん。しかしお母さんは「(泣くなら)空手もやめな」と冷たく言い放つ。やがてお母さんと優暉人くんの立ち位置は、いつしか朝練の時のような先生と生徒の立ち位置に。涙を拭かせ、お母さんの目を見た状態で「行く人、押忍(おす)!」と気合を入れられた優暉人くんは、小さく力なく「押忍…」と返すのが精いっぱいだったが、何度も繰り返すうちに勇気がわいてきたのか、やがて力強く「押忍っ!」と返事をし、気合を入れていざおつかいへと旅立った。2.2リットル入りの大きな水筒を持ち運ぶため、お母さんはおもちゃのベビーカーを用意。これに水筒を乗せ、押して持ち運ばせることにしたのだ。

玄関を出たところで「かか(母)は?」と甘え心が再びわいてきてしまった優暉人くん。しかしお母さんもグッと耐え忍び、特に反応することもなく扉を閉めてしまった。後ろ髪を引かれつつ、やがて一歩ずつおつかいへと向かい始めた優暉人くん。まさに「押忍」の精神だ。

お父さんのいる小学校へ向かっていると、やがて小学校からチャイムが聞こえてきた。中休みの間に届けないとお父さんにも会えなくなってしまうので、優暉人くんも自然と駆け足に。途中、リュックから空手の審判が使う旗が落ちてしまうハプニングもありつつ、無事拾いあげて学校へと急ぐ。
どうにか学校へと到着した優暉人くん。ベビーカーを持ち上げて階段をのぼり、玄関のドアを開けて中に。インターホンで呼び出すのだが、ボタンの位置が高く普通の状態では到底届かない。そこで優暉人くんが使ったのが、さっき落としていた空手の審判の旗。持ち手の部分を使って高い位置にあるボタンを押し、「こんにちは、おせわになってます!」とちゃんとごあいさつも。やがて受け取りに出てきてくれたお父さん。「1人で来たの!?えー、すげえ!」とほめられ、心なしか優暉人くんも笑顔に。

お弁当屋さんでお母さんと自分の食べるお弁当を買って帰るのも頼まれていた優暉人くん。好きなものを買って良いと言われていたが、お母さんの好物であるシャケのお弁当を選んで買って帰る辺りに優しさが見て取れる。

無事おつかいを全部こなして帰宅した優暉人くんを抱きしめて出迎えるお母さんの目にもうっすらと涙が。最後は買ってきたお弁当を一緒に食べながら「おつかい、今度また1人で行ってくれますか?」と聞かれ、優暉人くんは元気に「はい!」と返事。すかさずお母さんから「“押忍”でお願い!」と言われ、再び元気良く「押忍!」と返す優暉人くんだった。

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写真提供:(C)日テレ

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