大泉洋「長尾(謙杜)くんがどんどんかっこよくなっていくのが痛快」映画『室町無頼』新場面写真解禁!
2025.1.7 19:1517日(金)に公開予定の映画『室町無頼』。この度、長尾謙杜演じる才蔵の新たな場面写真が解禁された。
本作は、昨年『極楽征夷大将軍』で直木賞を受賞した垣根涼介の『室町無頼』(新潮文庫刊)の実写映画化作品。日本史上、初めて武士階級として一揆を起こし、歴史にただ一度だけその名を留める男・蓮田兵衛(大泉洋)の元に結集した「アウトロー=無頼」たちの知られざる闘いをドラマチックに描く。
■ “最強”へと成長を遂げて行く才蔵の新規場面写真が解禁
主人公・蓮田兵衛はひょんなことから、天涯孤独の身で絶望の中にいたが凄まじい棒術の才能を秘めた青年・才蔵(長尾謙杜)を拾う。汚れた川へと落ち、緑色のボロ服をぐっしょりと濡らした姿を揶揄され、以降「蛙」と呼ばれることになった才蔵。
「蛙」から始まった才蔵の物語は、兵衛や老師(柄本明)との出会い、命を賭けた地獄の棒術の修行、様々戦いを経て、遂には“無敵の棒術”を身に付けた「最強」への成長譚として描かれる。
「いつかヒーローのような役を演じてみたい、アクションにも挑戦してみたいと思っていた」と、才蔵への思い入れを語った長尾。「無邪気さもありますが、どこか肝が据わっていて、ちょっと落ち着きがあるところもある。色々なものに対して本当にまっすぐな気持ちを持っている素直な少年」と役を理解して臨んだ才蔵は、登場シーンは、一見して長尾謙杜本人と判別できないほどに顔や衣服に汚れのメイクを施した仕上がり。
しかし、「この映画は、ある意味では“才蔵の成長の物語”だと思います」と主演の大泉が表現するように、物語が進むにつれて、兵衛との出会いをきっかけに心身共に成長を遂げていく才蔵の顔つきと身のこなしが、みるみるうちに変わっていく様は必見だ。
大泉は「才蔵と長尾くんというのが見事に被る感じがありました。本当に長尾くんがどんどんかっこよくなっていくのが、見ていて痛快でしたね。衣装さん、メイクチームも本当に素晴らしくて、どんどん彼の見た目も変わっていくのだけれど、それに応えて、長尾くんのお芝居も変わっていった」と、役の成長とともに見違えるように精悍な顔つきになる長尾の姿を称えて振り返った。
さらに、最強の棒術を駆使するキャラクターとして、最大難度のアクションを見事にやり遂げた長尾に、アクションにも定評のある名優、骨皮道賢役の堤真一も太鼓判を押す。「(棒などを使った)長もののアクションというのは本当に難しい。彼はとにかく難しいことを何回も何回もやっていた。もう永遠に終わらないんじゃないかなと思うぐらい大変な技をやっていました。しかも鮮やかにやらなきゃいけない。できたからOK ではなくて、鮮やかにできて初めてOK になる。足で蹴り上げて棒を持つとか、それだけをやれと言ったらできるかもしれないけれど、流れの中でやるのは簡単に見えてとても難しい」と、ほぼ初めての本格アクションへの挑戦にして、名優をも唸らせる出来栄えにまで自分自身も成長してみせた。
ただならぬ存在感を放つ主人公・蓮田兵衛役の大泉からは「まだ20歳そこそこの長尾くんが、50歳の僕が演じた役の風格をどこか感じさせるように最終的にはなっていた。“すごいな、長尾くんは”と思いましたよ。最初は本当に子供みたいでかわいいのだけど、最後は本当にかっこいいなあと」と、大絶賛の言葉を浴びた。
映画『室町無頼』は、1月17日(金)全国公開。IMAXでは1月10日(金)先行公開。