〈最終回〉アニメ『多数欠』 第1部主人公・成田実篤が導く大団円!笑顔あふれるエンディングに、視聴者感涙「綺麗に終わったーー」
2025.1.7 16:30◆実篤と頼音、2人の主人公が歩んできた結末は…
気がつくと、実篤は“過去”に戻っていた。【多数欠】の“試運転”が行われる直前──6月5日の朝に…。「おっはよー実篤」、高校の教室でだるそうにため息をつく実篤に、佐藤一彦(CV:大鈴功起)が声をかける。教卓には篠崎宗太郎(CV: 森嶋秀太)の姿も…。何もかもあの日と同じだが、パソコンのモニターには“試運転”のメッセージが表示されなかった。
前回のように試運転の表示はされなかった そのワケは…(画像は#01より引用)
実は、実篤は【命令権】を使って時間を巻き戻していた。ただ、全てをやり直すのではなく、自分たちと関わった人間の記憶は残したまま。偽皇帝チームの面々はもちろん、女王や皇帝の記憶も…。「やるべき事はあと2つ!」。実篤は合流した仲間たちと共に、全ての元凶である“収容所”へと向かうのだった。
実篤たちの目的は、人里離れた広大な土地にたたずむ収容所──その襲撃だった。【固定権】の平山義明(CV:大塚剛央)、【重力権】の睦月冬哉(CV:梶原岳人)、【破壊権】の嘉藤騎士(CV:徳井青空)、【分割権】の入賀煉(CV:KENN)など、これまで関わってきた特権利保持者たちが集結し、施設内を次々と攻撃。やがて、お目当ての“5階のVIPルーム”へとたどり着く。そこには一人、あの陽翔が座っていた。頼音が声をかける。「約束通り、助けに来たぞ、陽翔」
そして、やるべきことはあと一つ──。実篤は、改めて吉井鉄平の“親”を宣言。【命令権】を行使する。
「命令。この収容所絡みによる犠牲者は全員蘇り、特権利の代償は全て元通りに戻れ。
ただし本人がいいなら戻らなくても良い、とする
【マザー・ライト】はその力を失い、砕け散り…そして…特権利はすべて、意識世界へと戻っていけ!」
実篤の言葉を受け、霧島がチカラを出し入れしていた不思議な物体“マザー・ライト”は砕け散った。また、特権利取得のためにそれぞれが失った体の部位や機能も元通りになっていく。鈴木理科(CV:青木志貴)の脚も、神臣(CV:三上枝織)の聴覚も。そして、蘇った人の中には彼の両親の姿もあった──。
「さあ…帰ろう、俺たちの日常に!あの日も続くはずだったその先の未来に!」。晴れ渡る青空に向かって、実篤が手を伸ばす──。その後、収容所所長の霧島純一は大規模拉致事件の主犯として逮捕され、研究員共々が刑務所送りとなった。
かくして特権利の爪痕は残らず、世界は日常へと戻っていった。街の雑踏に、あの御堂密(CV:津田健次郎)の姿を見たのは少し気がかりだが──実篤や頼音、陽翔たちの笑顔は確かにそこにあった。
【アニメ公式HP】
【アニメ公式X】 (@tasuketsu_anime)