交通事故鑑定人の関「私たちは初歩的なミスを…」解決困難に思えたひき逃げ事件の謎解明に至った、決定的な証拠とは
2025.1.3 14:452人を呼び出した関は、それぞれが行ったこれまでの証言がウソだとしたうえで、「被害者をひかないと絶対につかない証拠」として、被害者がつけていたファンデーションの成分検査結果が記された紙を突きつけた。
被害者が事件発生当時つけていたファンデーションと、スクラップのボンネット部分に付着していたファンデーションの成分が一致しており、被害者をひいたのが白いミニバンだったという証拠が示された。
それではなぜ第一発見者はミニバンの持ち主をかばったのか。関は第一発見者の車にもファンデーションがついていることを見抜くと、事件の真相を暴いていった。
実は事件発生直前、ミニバンの後ろを走っていた第一発見者は、片側車線の道で自身より遅く走るミニバンにあおり運転をした上で、ミニバンを追い越した。追い越されたミニバンは、今度は第一発見者の車を追い越そうと、交差点の手前で対向車線に飛び出しスピードを上げた。
横断歩道を渡っていた女性は、右から第一発見者の車が来るのに気づき、急いで横断歩道を渡ろうとするも、逆走するミニバンを確認。慌てて引き返そうとしたところで、第一発見者の車と接触。この時、第一発見者の車の右窓枠付近に頬があたり、ファンデーションがついていた。
対向車線に弾き飛ばされた女性は、今度は第一発見者の車を抜かそうとスピードを上げて対向車線を走って来たミニバンと強く接触。30m先に飛ばされたのだった。
実は第一発見者も女性をはねていたという真実を示した関は、「ひき逃げは、本来助かる命すら奪う、人殺しに等しい悪行だ!」と2人を叱責。衝撃の事実に、再現ドラマをスタジオで視聴したサンドウィッチマンの伊達みきおは「まさか2台でひいてたとは…」と驚いていた。 なお、あおり運転は15年以下の懲役、ひき逃げは10年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられる上に、今回の事件の場合は治療費や虚偽の証言による慰謝料も請求される。
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