往復46㎞の過酷な通学路！生徒会長、ボート部をこなし、毎日チャリ通を続ける理由とは

かまいたちと指原莉乃がMCを務める『超無敵クラス』が12月29日に放送された。今回は、毎日長距離を通学する高校生に密着する『チャリ通ジャーニー』。過酷な通学路に挑むチャリ通高校生に、雑誌「ニコラ」の人気モデル・そのま（松尾そのま）が密着した。

今回の舞台は、山形県酒田市。朝5時半、そのまが待ち合わせ場所のご自宅近くに行くと、そこに颯爽（さっそう）と現れたのは高校3年生の後藤颯太（ソウタ）くん。実家が農家だから朝食はお米を食べてきたというソウタくんは、勉強道具の他に部活の体操服などが入った重いリュックを背負って自転車を漕（こ）いでいるため、後ろのタイヤはすぐすり減ってしまうと笑った。

学校までの道のりは、山越の過酷坂から鳥海山を望む庄内平野まで絶景ルート往復46㎞！山を突き抜ける“ワイルド坂”や“ロング坂”“トドメ坂”など多くの難所があるコースを、自転車で完走できるのか？

ソウタくんは、そのまの4つ年上だが、今日はお互いタメ口で話すことにして、さっそく出発した。スタートから10分後、いきなり現れた、朝焼けに包まれる1本橋の美しさに、そのまは思わず「わーキレイ！日本って感じがする」と声を上げた。

出発から30分で上り坂になり、早くも筋肉痛になったそのまだったが、必死でソウタくんについていく。やっと下り坂になるも、またまた上り坂が続く“ロング坂”に。そのまは「太ももの筋肉もぎ取れるレベル」といいつつ自転車を漕ぎ続ける。

苦労の甲斐（かい）があり、自転車を降りて30分坂を上り続けると、絶景が広がる下り坂に。そのまも「いいね～！」とご機嫌で景色を堪能した。

さらに途中で、地元産の新鮮なミルクで作った飲むヨーグルトとソウタくんの手作りクッキーをおやつに休憩し、出発から2時間半、ようやく学校に到着！

ソウタ君が通うのは、山形県立酒田光陵高校。地元を支える人材を育む文武両道の名門校。昼休みに、そのまが一緒にランチを食べにいくと、ソウタくんは自分で作ったお弁当を食べていた。朝5時半に起きて、お米を炊いて作っているのだという。さらにソウタ君は700名以上いる学校の生徒会長であることが判明。

放課後は部活をやるために、学校から自転車で移動。最上川を超え、河川敷に到着すると、ソウタくんは颯爽とボートを担いでやってきた。実は、2人1組で漕ぐ“ダブルスカル”という種目でインターハイに出場する実力のソウタくん。自主練を終えるとさっそく下校。家までまた自転車で戻る日々を送っているのだ。

日が沈みかける中、帰り道には、酒田市でソウタくんが「ぜひ食べて欲しい」という三日月軒の酒田ラーメンを堪能。そのまも「おいしい！」と感動した。