【先週読まれた記事】カズレーザー 最大13倍の免疫アップ効果 カレー鍋と組み合わせることで効果を発揮 近年大注目の食材とは
2024.12.28 11:50美肌効果が期待できると紹介されたのは、石狩鍋。白澤氏いわく、肌にいい成分がてんこ盛りなのだという。
メインの食材である鮭(さけ)の赤身部分には、シミ・シワ予防のコラーゲンを生成するアスタキサンチンがふくまれている。さらに鮭の脂には、認知症リスクを軽減することで知られるDHAが含まれているが、DHAには肌の弾力などに効果があるとも言われている。
さらに、食材として入れられるキノコにも美肌効果が。特にキノコに含まれる『エルゴチオネイン』という成分は、肌の保水に役立ってくれるというが、人間の体内で生成できず、キノコからでないと摂取できないのだという。実際、エルゴチオネインを豊富に含んだキノコを食べた人の肌を調べたところ、食べていない人よりも水分量が多かったという実験結果があり、冬の乾燥肌を防ぐのを助けてくれるのだという。特に、火鍋などに使われる北海道などでとれる『タモギタケ』に多く含まれていることも紹介された。
なおキノコを調理する際には、細胞壁を壊して成分を出やすくするため、冷凍するのがおすすめとのこと。
また堤氏によると、石狩鍋に使われるジャガイモには、皮から得られる『ポテトセラミド』という成分が、肌の潤いを守ってくれるという。鍋に入れて、ジャガイモがトロトロに柔らかくなるまで煮込むと、皮つきでもおいしく食べられるという。
そんな美肌効果を最大化する石狩鍋のレシピは、まず鍋を火にかける前に、ダシを取るための昆布(20g)や、薄切りにしたジャガイモ(皮つき4個分、芽は取る)やニンジン(1本)、タマネギ(2/3個)といった根菜を先に投入。根菜は水の状態から入れておくことで、味が染みやすくなるのだそう。昆布は煮すぎると、粘り気や臭みが出るため、沸騰直前に取り出す。沸騰し煮込んでいくとアクが出てくるものの、ジャガイモのアクは、中性脂肪を抑制する効果があるため、取らないようにするのが良いという。
根菜類に火が通ってきたら、冷凍したキノコ、鍋の主役である鮭を投入。鮭は切り身だけでなく、骨まで食べられる缶詰のものも使うことで、カルシウムを約10倍多く摂取できるという。
続けて別でアク抜きをしたほうれん草を3束(ほうれん草のアクにはシュウ酸が多く含まれるため、アク抜き推奨)、長ネギ(1本)を入れる。そして、みそは乳酸菌を殺さないよう、火を弱めてから溶いていく。肌の新陳代謝を高める春菊(1束)、美肌成分の吸収率を上げる効果が期待されるバターを入れれば、最強の美肌効果が得られる石狩鍋の完成だ。
さらに美肌効果をブーストさせる食材として白澤氏が紹介したのは、いりぬか(米ぬか)。
白澤氏によれば、肌の老化の原因は、活性酸素によって細胞の老化が促進することにあるという。いりぬかに含まれる『トコトリエノール』という成分には、活性酸素の働きを抑える効果が期待できるといい、鮭の赤身に含まれるアスタキサンチンと一緒に摂取することで、活性酸素を約90%除去したという研究結果が報告されているという。
今回紹介された石狩鍋にいりぬかを使うには、大さじ1杯を隠し味として入れると良いとのこと。さらにシメには玄米を投入し、卵を回しかけると、健康的にもおいしさ的にも最高の卵雑炊ができるとされた。
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