Number_i ファンに思いを届けた全国ライブツアーを完走! 3人の魅力が溢れたソロ楽曲や力強いダンスパフォーマンスまで全23曲を披露
2024.12.26 21:00平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人からなるNumber_iがグループ初となる全国ライブツアー『Number_i LIVE TOUR 2024 No.I』を完走。entaxでは、さいたまスーパーアリーナで行われた12月25日昼公演のオフィシャルレポートをお届け。
約30万人を動員した全国ライブツアー『Number_i LIVE TOUR 2024 No.I』は10月3日(木)の宮城公演からスタート。福井、兵庫、福岡、北海道、愛知と続き、12月24日(火)~26日(木)にさいたまスーパーアリーナでファイナル公演が開催された。
満員の客席では開演直前に「Number_i」コールが沸き起こり、暗転した瞬間、凄まじい歓声に会場が包まれた。メンバーカラーのペンライトの光が美しいイルミネーションを作り上げる中、オープニングムービーに続いて、突如ステージ前方から炎が噴出。雷鳴轟く中、天井からは細かな水が大量に降り注ぎ、ステージ上は豪雨に。迫力満点の演出に観客の期待が一気に高まったところで、ステージ奥から3人が歩いて登場。
割れんばかりの歓声の中、一曲目からキラーチューン『INZM』を投下。岸はクールな表情で尖ったラップを繰り出し、神宮寺は伸びやかな歌声や流し目で観客を魅了。平野の地を這うような低音ラップも飛び出し、初っ端から観客は熱狂。
そのまま、デビュー曲の『GOAT』、そして『FUJI』とアッパーなナンバーを続けて披露。アグレッシブなパフォーマンスを見せ、ダンサーと共に会場を沸かす。神宮寺の「俺たちの曲で楽しんでいってください!」という煽りを合図にスタートしたのは『SQUARE_ONE』。3人は花道を通ってセンターステージへ移動し、観客の至近距離でラフに踊りながら、興奮の渦を巻き起こした。
雨の演出が光る『Rain or Shine』では、黒を基調としたフォーマルな衣装にチェンジ。女性ダンサーと共に妖艶なダンスを見せながら、甘い歌声を響かせる。そのまま『Blow Your Cover』へ。降り注ぐ雨の景色をバックに届けられた、しなやかなダンスと心地よい低音の歌声に、観客は酔いしれる。曲のラストではダンサーが雨に打たれ、曲の切なさを強く表現した。
ここから、岸のソロパートへ。「今日は待ちに待ったクリスマス。皆さんの大事な日なので、記憶と記録に残る公演にできたら」と笑顔を見せつつ、センターステージへ歩を進める。用意されていた機材を使って、その場でトラックを生み出す岸。まずはリズムを刻み、そこにベースとギターを重ね、作り上げた曲は『Recipe』。優しい歌声と手作りのサウンドで、聖なる夜に相応しいあたたかな時間を届ける。曲の後半では、観客のハンドクラップがトラックと混ざり合い、アリーナ規模とは思えないアットホームな雰囲気に包まれた。
続く神宮寺のソロパートでは、メインステージにソファやダイニングテーブルが用意され、ルームランプの光をつけたのを合図に、極上のバラードソング『Bye 24/7』が始まる。ラフなTシャツに着替えた神宮寺が、観客一人ひとりに語り掛けるよう、切ない歌声を響かせる。曲のクライマックスでは、天井から降りてきた透明な箱が神宮寺を閉じ込め、そこに土砂降りの雨が降り注ぐ。この幻想的で美しい光景に、観客の視線は釘付けになった。
しっとりした空気を明るく変えたのは『JELLY』。ラップを歌いながら順番に3人がステージに登場し、花道やセンターステージでパワフルに踊り、会場を盛り上げる。続く『i』では3人がリフターに乗って、上の階にいる観客の近くへ。両手でマイクを持ち感情を込めて歌う神宮寺。高音まで綺麗に歌い上げる岸。客席を指さして丁寧に伝える平野。最後は白い羽が3人に降り注ぎ、多幸感あふれる空間を作った。
「メリークリスマス!」のあいさつから始まったMCでは、子どものころのクリスマスの思い出など、ラフなトークを展開。最近3人だけでご飯に行ったという話では、「(ご飯に行っても)なんだかんだ仕事の話しちゃうけど、楽しかった。素敵な時間でした」と笑顔を見せる平野。また、「紫耀が奢ってくれました」と神宮寺が言うと会場からは盛大な拍手がおくられ、グループ内で最年長の岸がしどろもどろになって笑いを誘う場面も。