back number アリーナ対バンツアー ツアーファイナル《ライブレポート》 クリープハイプと“想い”ぶつけ合い圧巻のパフォーマンス

2024.12.24 14:30

back numberのアリーナ対バンツアー「back number “anti sleeps tour 2024″」のツアーファイナル公演が12⽉22⽇(日)に開催され、クリープハイプがゲストに登場。この度ライブレポートが到着した。

これまで全国のアリーナ/ドーム会場を回る⼤規模なワンマンツアーを開催してきた back number にとっても初の試みとなる、対バン形式でのアリーナツアー「anti sleeps tour 2024」。8月3日:愛媛県武道館を皮切りに、さいたまスーパーアリーナ/⼤阪城ホールなど全国15会場・32公演、計32万人を動員して⾏われた同ツアーには、LACCO TOWER/秀吉/Vaundy/ストレイテナー/SHISHAMO/ハンブレッダーズ/ゴールデンボンバー/優里/ねぐせ。/My Hair is Bad/清水依与吏/マカロニえんぴつ/TOMOO/Perfume/BE:FIRST/Saucy Dog/クリープハイプといった豪華アーティストがゲストアクトとして出演。トータル約5ヶ月間にわたって、全国各地で奇跡の共演を繰り広げてきた。

そのツアーファイナルを飾るマリンメッセ福岡 2Days 公演(12月 21日・22日)には、ゲストとしてクリープハイプが登場。これまでにも同世代のバンドマンとして、お互いへのリスペクトと憧れと、だからこそ拭い難く付きまとうライバル意識を明かしていた、クリープハイプ・尾崎世界観(Vocal & Guitar)と back number・清水依与吏(Vocal & Guitar)。

そんな両バンドの関係性を熟知しているオーディエンスは、「ナイトオンザプラネット」「キケンナアソビ」といった妖艶(ようえん)な楽曲も「火まつり」「生レバ」のようなアグレッシブなナンバーも、あたかもクリープハイプのワンマンのような熱気と歓喜(かんき)で受け⽌めていく。

「呼んでもらえて、ここに立たせてもらえて、とても嬉(うれ)しく思っています」という尾崎のMCに続けて、さらに「しょうもな」「イト」「栞」でマリンメッセ福岡の⼤空間をダイナミックに揺さぶっていくクリープハイプ。「『清⽔依与吏になりたい』と――悔しいな、いいなと思っていた時もあったけど、自分は自分がいい、尾崎世界観がいいなって、最近は思っています。これからも、あの⼈のライバルとして、尾崎世界観をやっていこうと思っています」

……そんな言葉に続けて尾崎が歌い上げたのは、back number「水平線」のカバーだった。清水が憧れた唯⼀無⼆のハイトーンボイスが、時代を席巻したback numberのバラードと響き合う。対バンツアーのファイナルならではの名場面だった。珠玉のアクトを「天の声」「二十九、三十」で締め括り、深々と一礼する4人に、惜しみない拍手喝采(かっさい)が巻き起こっていった。

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