パク・ソジュン「秘密の空間」韓流スターを魅了した、宮崎の山奥にある蒸留所で異例のコラボが実現
2024.12.23 10:50俳優のパク・ソジュン(36)が、21日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演した。
2011年に韓国でスクリーンデビューし、2014年にドラマ『魔女の恋愛』で主演を務めたことをきっかけにブレイク。『梨泰院クラス』をはじめ、数多くのヒット作で主演を演じてきた。2023年にはハリウッドデビューを果たし、インスタグラムのフォロワー数は2,500万を超える。そんなソジュンが宮崎に訪れた最初の目的は、ウイスキー造りにあったという。今回のロケでは、宮崎に来るきっかけとなった場所を訪れた。
「ウイスキーが好きで、蒸留所に行ってみたんです」。そういってソジュンが向かったのは、『黒木本店』。明治時代から、焼酎だけを作り続けてきた酒蔵だ。その5代目を継いだ黒木信作さんは、世界を見据えた酒造りに取り組んでおり、黒木本店の別蔵で、信作さんが同じく2代目を務める尾鈴山蒸留所では、「山ねこ」「山猿」「山翡翠」などの本格焼酎をはじめ、ジンやウイスキーなどの、蒸留酒も製造していた。
「昔から日本のウイスキーが好きでした」と話すソジュン。「ただ好きなだけだったのですが、自分が造ってみたらどうなるのかという思いが浮かんだので、あちこち行ってみて、この宮崎にも来ました」と語る。信作さんにその熱意を伝え、共同でウイスキー造りを願い出てはみたものの、その敷居は高かった。
信作さんは「最初にご連絡いただいた時も、蔵の見学も基本的にうちはやってないので、正直、有名な方が来てお酒を造りたいと言われても、自分としてはお受けできないな、というふうに思っていた」と語る。黒木家は、創業当初から代々、「土地に根ざした伝統文化を守り、継承する」という志のもと、耕起・種まき・栽培・収穫など、酒造りの全工程を自分たちの手で行ってきた。だからこそ、外部との協業を受け入れた例はなかったのだとか。しかし実際に会って話してみると、お互いに発見があったという。
ソジュンは「コラボなどはされない方だと私も聞いていたので、お酒に関する互いの思いを話し、長い時間一緒にいて、たくさん話し、食事もして、なにより年齢が同じで、友達のように感じることもできて…」と、当時を振り返る。信作さんも、「僕の同級生の『一心鮨』っていうおすし屋さんにお連れして、3人とも歳が一緒なので、本当に仕事の話とかよりも、お互いのプライベートの話とか、彼(ソジュン)の趣味のゴルフの話とかも盛り上がって、本当に一緒にお酒を飲んで、距離が近づいた」と話した。
そうなふうに、互いに大好きな酒を酌み交わすうち、徐々に信作さんの考えも変わっていったといい、信作さんは「本当にウイスキーに興味を持っていらっしゃるし、“宮崎の土地自体もすごく好きだ”と言ってくれたのが、一緒にモノを造っていけたら面白いかもなと、素直に思えるようになりました」と明かした。ソジュンの人柄が決め手で、異例のコラボレーションが実現。2人のウイスキー造りがはじまった。