【先週読まれた人気記事】〝月60万円売り上げたことも…”高校生鉱物コレクターに密着!拾った石はいくらになるのか?
2024.12.21 11:10さらに、山田くんが訪れたのは、岐阜県下呂市。「ここは笹洞(ささほら)鉱山っていう、日本でも珍しい見つけた石を持ち帰れる場所だから、でかいやつを見つけて」という山田くん。昭和40年ごろに“ある鉱物”の産出量が日本一だった場所。
ヘルメットを装着し、真っ暗な洞窟に入っていったふたり。すると、山田くんがライトを消し、「3、2、1」と数え始めた。カウントが終わり、ブラックライトが照射されると、さっきまで真っ暗だった洞窟の地面がキラキラと光りだし、辺りを幻想的に彩った。
「これが〝蛍石”という、足元全部が蛍石のカケラ」と説明する山田くん。蛍石はブラックライトを当てると紫外線に反応して蛍光する性質があるため、このような光景が生まれたのだ。
番組では、通常は入れない洞窟の、さらに奥をテレビ初公開。案内役で管理人の中島さんが「竪穴なんですけど、どれぐらい深いか分からない。石を落としても音がしないんです」という。実はこの竪穴の奥には、推定地下300mのさらに大きな竪穴があり、そこでは1960年代に1日約16tもの蛍石が採掘されていた。2人が歩いてきた道は搬出用トロッコの通り道で、先程の美しい輝きは、運搬中にこぼれ落ちた蛍石のカケラだった。
洞窟内のものは採取禁止のため、洞窟周辺の斜面で鉱物ハントをすることに。現在国内の蛍石鉱山は、すべて閉山されているため国産の蛍石はとても貴重。様々な石があるのだが、色によってレア度が異なり、特に紫色は透明の5倍以上の値がつくことも。
そして、ブラックライトを当てながら約1時間半の探索で残念ながら完全な紫色の蛍石は見つけられなかったが、推定6,000円相当の蛍石をゲットした。「焼肉とかね、めっちゃ食べ放題できるね」と、スゴ腕なのにとても高校生らしい山田くんの発言に、スタジオがほっこり。ちなみに夢は「インドに土地買って掘りたい」と笑顔をみせた。
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