〈最終回間近〉アニメ『多数欠』頼音がついに特権利を入手!?入賀とのタッグで最強の敵・霧島輝に立ち向かう

2024.12.20 19:00

毎週火曜 深夜25時59分より日本テレビにて放送中──“多数派”が死亡してしまうという謎のゲーム【多数欠】を軸に戦いが繰り広げられるアニメ『多数欠』(BS日テレ、RAB青森放送他にて順次放送)。12月17日放送の#23『決戦』では、文字通りの熱い戦いが展開。入賀とタッグを組んだ頼音が、最強の敵・霧島へと挑む。強固な防御、手数の多い攻撃…それらをかいくぐる奥の手は、頼音の新たなチカラだった──。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆二重スパイとしての役割に終止符

苛烈を極めていく、偽皇帝チームと女王陣営の戦い──。神臣(CV:三上枝織)の前に立ちはだかったのは、皇帝の腹心・葛西甲斐(CV:川島如恵留)。そして、二重スパイである王野頼音(CV:熊谷俊輝)。このマッチングも、頼音の策の内だ。 臣は「頼音!なんでそっち側について…う…うらぎり者~!!」と仲間に裏切られた弱者を演じ、頼音も「問題なく倒せる相手だ」と葛西に偽の助言を授ける。すっかり油断させられた葛西はそのことに気づくこともなく、臣の“フリ”に引っかかってしまう。

ただのオトリだと思わせることに成功した臣は…

「どうせワイに特権利ば使ったり危害が及ぶようなことするんだべどっ!!」

「…そりゃもちろんだ」

「断る!!」

その時、臣が持つ特権【拒否権】が発動。これでもう葛西は、臣に対して特権利を使った攻撃ができない。自分の思った通りに事が進み、ニヤリと笑う頼音。続けて、自分が女王陣営の仲間であることは全て嘘(うそ)だったことも明かし、さっそく次なる手に打って出る。

「頼音、テメェよくも…」。憤る葛西を、頼音たちはビルの屋上へと誘い込む。フェンスもない、一歩踏み間違えれば落下してしまう屋上のへり──そこは一見、逃げ場を失ったと思われるシチュエーションだが、頼音はそれを逆手に取った。

じわじわと歩み寄ってくる葛西。だが突如、その足元が柔らかい布に変化し、隠されていた落とし穴へと落下。実は、ごぼう(護国鳳天寺暴麟丸/CV:藍原ことみ)の持つ【表示権】で、床があるように見せかけていたのだ。──無傷の勝利を収めた頼音はスマホを手に、すぐさま次の“段階”へと頭を切り替える。「(ここから、作戦の核に踏み込む…!)」

頼音の裏切りに憤った葛西 皇帝のことを気遣う一面も見せていた

一方その頃、入賀煉(CV:KENN)は人目のつかない“上空”に──自身の能力で分割した空間の中で八木橋藤十郎(CV:小野大輔)と作戦会議を行っていた。本来なら、2人は敵として戦っているはず。裏でつながっていることは偽皇帝チームにしか知らされていない。

「それで…?一番重要な要素の確認…大丈夫なんだよね?」。入賀の問いに、八木橋は一瞬の間を開けて「もちろんだよ。それがなければ始まらない」と笑みを浮かべる。「死は死、生は生、蘇生権は彼ら(女王陣営)の手にある…となれば彼らの目を逃れる一番の隠れみのは死だ」

入賀たちはどこまで先を読んでいるのか(画像は#21より引用)
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