野呂佳代「私はなんて生意気なことを…」暗黒時代からの脱却 人生を変えた有吉弘行・劇団ひとりの一言とは
2024.12.20 12:30しかし、野呂はすぐに新たな壁にぶちあたる。ダチョウ倶楽部の「なんだやんのか?この野郎!」「なんだやんのか?」と言いながらキスをするという有名な芸に全力で挑むものの、芸人のようにはやりきれず、思わず涙が出てしまう。“バラエティーのノリ”に完全に乗り切れない自分に悩んでいた時、またしてもある人の言葉で目をさますことになる。
それは、事務所の先輩で深夜番組でも共演している劇団ひとり。バラエティー番組で共演した野呂に対し、覚悟が決まっていないような態度を感じたひとりがかけた言葉は「何をやってるか分からない!」。衝撃のひとりの言葉に、思わず大号泣した野呂。
「私はバラエティーをなめてたのかも…ただ叫んでるだけ、わめいてるだけじゃだめだ。恥なんか捨てて、芸人さんに失礼のないよう、お笑いに向き合わなきゃ!」と、バラエティーに対し全力で挑むだけでなく、元アイドルという殻も破り捨て、“笑い”に振り切ることを決意。
それからは芸人に負けないほど体を張るように。そして、完全に自分の殻をぶち破り、ついに野呂が覚醒する。恥を捨て、“お笑い芸人・ハリウッドザコシショウのものまね”を披露すると、大ウケし、バラエティー番組のオファーが殺到。一気に大ブレイクすることとなった。
写真提供:(C)日テレ
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