カズレーザー “隠れ脱水”による便秘になりやすい冬…便秘解消、そして安眠効果が期待できる最強鍋レシピとは

2024.12.18 10:45
カズレーザーの写真

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が17日に放送された。今回は『食べてキレイになる!冬の鍋の最新科学』というテーマ。国際予防医学協会理事長の白澤卓二氏と広島大学医学部の堤理恵氏から、これからの時期に試したい鍋のレシピと、ぜひ合わせたい、健康増進食材が紹介された。

堤氏によると、冬は知らず知らずのうちに脱水状況になりやすいという。夏場は汗をかき、熱中症予防で意識的に水分を取ろうとする一方、冬は意識的に水分をとる機会が少なくなり“隠れ脱水”になってしまうそう。その影響で便が硬くなり、便秘にもなりやすいのだという。そんな便秘を解消する助けになるメニューとして、豆乳みそ鍋が紹介された。

みそには腸内環境を整えてくれる乳酸菌が含まれているといい、さらに豆乳を一緒に摂取ることで、豆乳に含まれるオリゴ糖が乳酸菌の餌となり、相乗効果が生まれるとのこと。そんな豆乳みそ鍋の効果を最大限実感できるレシピを、堤氏が解説した。

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広島大学 医学部 堤理恵

まず、鍋に市販の豆乳鍋のもと1袋分をそそぐ。これをベースに、腸内を整える食物繊維やポリフェノールを多く含むゴボウ(1/2本)を、薄切りにして投入。薄切りにすることで細胞壁が壊れ、ポリフェノールの吸収率が1.5倍になるという。さらにニンジン(1/2本)、サトイモ(4個)を入れ、中火で5分加熱する。根菜類に火が通ったら、白菜(1/4個)、シメジ(1袋)、鶏もも肉(200g)、しらたき(1袋)、厚揚げ(100g)を順に入れて煮る。

そして、みそを溶かすのだが、ここで注意ポイント。みそに含まれる乳酸菌は、熱しすぎると死滅してしまうため、30秒ほど鍋を冷まし、乳酸菌を殺さないよう、火を弱めてみそを溶くのがよいという。仕上げに食物繊維が豊富な水菜(1束)を乗せれば、最強の豆乳みそ鍋の完成。豆乳とみその相乗効果で、腸の動きが改善。食物繊維も豊富であることから、お通じにもいい効果が期待できるとのこと。

この鍋の便秘解消効果をさらにあげる食材として、堤氏はアオサノリを紹介。実は2021年の研究で、ヒトエグサ(一般的にスーパーで売られているアオサノリ)に含まれる『ラムナン硫酸』という成分に、さまざまな健康効果がある可能性が示されたという。三重大学の島田康人氏の研究によると、腸の中の有益な菌を増やし悪い菌を減らす効果や、腸内の水分量を保ち、便を柔らかくし、排便がスムーズになる効果、さらには、みそと同時に食べることで、みその乳酸菌を増殖するといった効果が期待できるそう。

アオサノリを豆乳みそ鍋に使用するときのコツは、加熱しすぎないこと。煮込みすぎると効果が薄くなるので、調理過程の最後に入れることや、途中に味変として振りかけることが提案された。

そして、鍋といえば欠かせないシメには、白米の約25倍の食物繊維を含む、炊いたもち麦が豆乳みそ鍋にはピッタリ。おいしく高い健康効果の期待できる、もち米雑炊になるという。

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