田中真弓 シリアスな展開に思わず「これ『忍たま』だよね?」 『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』先行上映会レポート

2024.12.17 18:30

『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』先行上映会に、高山みなみ、田中真弓、一龍斎貞友、関俊彦らメインキャストが登場し、作品の魅力を語った。

テーマ曲である「勇気100%」の⾳楽と共に登場した⾼⼭みなみ(乱太郎役)、⽥中真⼸(きり丸役)、一龍斎貞友(しんべヱ役)、関俊彦(土井半助役/天鬼役)、そして藤森雅也監督の5名。本作での初の舞台あいさつに際し、高山は自身が演じた乱太郎の声で「今日は楽しんでいってください!」とあいさつし、会場を盛り上げた。

映画の公開が決まった際の気持ちを聞かれると、高山は「13年ぶりに、やれることになるんだ、すごいなと思いました」とコメント。公開決定を受けて、改めて過去作も見返したという関は、「やはり完成度が高いんですよ。これはもう、期待しかないなという感じでした。しかも今回は土井先生ときり丸のエピソードにクローズアップした、ファンの方に大人気の小説を映像化しているということで、本当に楽しみにしていました」と当時の心境を振り返った。

♦関俊彦 アフレコ現場は「良い緊張感が生まれていた」
また、『忍たま乱太郎』シリーズ史上最もシリアスな展開となる本作について、藤森監督は「今回は、思いついたギャグを削(そ)ぎ落とさざるをえませんでした」と制作にあたり意識したことを告白。そんな本編とは裏腹に、アフレコの現場はTVアニメシリーズと変わらぬ和気あいあいとした空気が流れていたとのこと。田中は「いつもの雰囲気と全然変わらなかったよね(笑)」とアフレコを振り返ると、関は「シリアスなシーンが沢山あったので、そういう意味で良い緊張感が生まれていたと思います」と変わらない空気感を保ちつつも、程良く緊張感もあった現場だったと話した。

今作で土井先生役だけでなく、ドクタケ忍者隊の軍師・天鬼役を演じ分けた関。収録前に藤森監督から演出について説明を受けたという関は「天鬼について、“優しさや性質が根底に流れているように演じてほしい”とディレクションを受けた。しかし、忍者としてのものすごい実力を兼ね備えている中で、どこで優しさみたいなものを不意に出すのが良いのか。そこは少し悩みました」と難しいリクエストの中、葛藤(かっとう)もありながらアフレコに挑んだというエピソードを明かした。

さらに、“喜怒哀楽を少し抑えてください“というディレクションを受けたという田中は「それはそれで不安になった。これ『忍たま』だよね?って」といつもと違う演出に驚きを隠せなかったという。これに対し藤森監督は「感情の流れは途切れないようにしつつ、喜怒哀楽のもう少し深いところを演じていただきました」と解説。

貞友は「しんべヱは変わらず食欲の塊みたいなんだけどね」と会場の笑いを誘いながらも「気持ちのメリハリがいつもはクリアに、とてもはっきり出るのが『忍たま乱太郎』の面白さだと思うんですけれど、そこを今回あえてグッと抑えたところが“喜怒哀楽の深み”だったのかな」と振り返った。

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