【最終回】『オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜Season2』風早が隠す真実が明らかに!朱梨が見つけた最後の“色”とは
2024.12.16 19:15
◆クリットが読み取った感情…朱梨と風早は二人の取調室へ
朱梨たちはクリット(Great)に残留感情を読み取ってもらうことに。山神殺害に使用された凶器にクリットが触れると、そこには【恐れ】の感情が残っていた。さらに、クリットは他の感情も残っていると言い、かなり弱いが別の人物の感情で、感情があるにはあるが、判然とせず、こんな感情は初めてだとクリットも困惑する。さくらは感情を失って話すことができないので、さくらが身に着けていたヘアピンを取り寄せ、クリットに残留感情を見てもらう。するとヘアピンからは凶器にもう一つ残っていた判然としない感情と同じものが残っていた。さくらが父親である山神を殺し、風早が庇うために罪をかぶっているのか、と考えられるが、疑問が多く残ると頭を抱える八係のメンバー。すると朱梨は急に立ち上がり、今までのことを振り返る。朱梨はある答えに辿り着いたのだった。
朱梨は風早と二人だけで話がしたいと言い、取調室へ。朱梨は風早が憎しみから誰かを殺すなんて信じられるはずがない、と伝え、辿り着いた答えを話す。捜査の中で考えたのは風早が誰か、例えばさくらを庇うために犯行に及んだという可能性。しかし、紫織の話では別荘に風早は来ておらず、さくらは紫織と一緒に行ったため、風早はさくらには会っていないことから一度も会ったことのない女の子のために人を殺すなんて考えられなかった。風早は本当に別荘へ行っていないのか、山神を殺害したあとどうして紫織を救うために別荘に行かなかったのかを考えたところ、何か別荘へ行けない事情があったか、それとも本当は行ったのに行かなかったことにしているのではないか、と考えられた。
紫織は最後山神と会ったあと、すぐに朱梨たちが来たと話していた。しかし、山神は遺体で見つかった時点ですでに数日が経っていて、朱梨たちが来た直前に山神と会ったという紫織の証言はおかしいと分かった。なぜ紫織が嘘をついたのか?考えられるのは紫織自身が嘘をついている意識がないということだ。クリットは凶器のナイフとさくらのヘアピンには同じ感情が残っていると言っていたが、さくらにずっと寄り添っていた紫織にはあのヘアピンに触れて感情を残せたのでは、と推察された。
朱梨は風早に問う。「あなたが別荘へ着いた時、姉はまた感情を失くしていたのでは?」
すると風早は強く、「違う」と否定するが、風早から見える【恐れ】の感情は強くなっていた…