車いすテニス・小田凱人 史上最年少で金メダル獲得も「まだ追いかける側」 “辛い“と言わない誰にも負けないメンタルの秘密
2024.12.16 12:30これまでの競技人生について、「競技人生は順調だったのか?」とスタッフが尋ねると、「順調です」と答える。「もう(世界一に)なれると思ってたから、思い通りにいったなっていう。そうやって自分の思い描いたとおりにいくことって珍しいと思うんで、そこはまあ、すごいありがたいなって思うけど、俺なら出来ると思ってた」と、力強く語った。
そんな強い自信を持つ自身のメンタリティについては、両親からの影響もあるという。「親には、“お前ならいける”っていうのはずっと言われてましたね」と話し、「勝負に負けるってことに、すごい親は厳しかった」と続ける。そうした環境であったからか、「勝負に負けるっていうのは、かっこよくないこと」自然とそんな感覚が培われたといい、「だから今も、負けるってことに対してすごい抵抗ある」と語った。
そんな小田選手は、障害があろうとも、「辛い」という言葉は使わないという。その理由について「(辛いことが)あったとしても言わないですかね。わざわざ。我慢比べだと思ってるんで、人生が。自分のそういうとこ見せたら、負けだと思うので。強くいるには強がるしかないと思うんで、もう強がったもん勝ち」と話してくれた。
トッププレイヤーの一人として、活躍を続ける小田。最後にスタッフが「プレッシャーはある?」と聞くと、「ないですね」と即答した。「一番若いし、僕はどっちかっていうとまだ、1位というだけで、まだ追いかける側だと思っているんで。まだ僕の中では、理想的な姿にはまだなってない」。自分はまだまだチャレンジャー。これからも理想の姿を追い求め、小田の挑戦の日々は続く。
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写真提供:(C)日テレ
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