握手で感じた手のぬくもり…生き返った稜英（前田公輝）から失われた奈津実（久保田紗友）の記憶は…『私をもらって～恋路編～』3話

奈津実は、エンビート社の専務でもある稜英の姉・一条叶恵（手塚真生）に稜英のもとで働きたいと直訴。稜英が生き霊だったことも奈津実は打ち明けるが叶恵は全く相手にしない。それでも、稜英の体に異変が起きた時、稜英の様子を見るように病院に連絡したのは自分であると奈津実が伝えると、叶恵は奈津実を稜英の部下として配属させた。

稜英は意識を失う前に保管していたUSBが、金庫にないことに気づく。そして、開発部に姿を見せた稜英は、奈津実発案のエンビートの新商品・memorma（メモルマ）にも苦言を呈（てい）した。自身の新しい部下として奈津実と対峙した稜英であったが、ここでも奈津実のことを思い出すことはなく、それどごろか「これが世に出たらエンビートが血迷ったと思われる」とmemormaを否定。

思い出と共に写真などを記憶するダルマ型の新商品・memormaを真っ向から否定する稜英に対し、奈津実も熱が入り「どっかの誰かさんが、全部忘れちゃうからじゃないですか」と語気を強めた。こう言われても何も思い出さない稜英に奈津実はイライラを募らせるが、すぐに冷静さを取り戻し稜英に握手を求める。稜英は、不思議そうにしながらもその握手に応えた。稜英は、奈津実が去った後、握手した掌（てのひら）を少し眺（なが）めるのであった。対して奈津実も「あったかい」と稜英の手のぬくもりに感動していた。このシーンにはSNS上でも「うわー握手シーンの2人の表情、サイコー！奈津実ちゃんの心の声が聞こえるみたいだった」「稜英さん脳は覚えてないかもしれないけど心は覚えてるんだよ。奈津実ちゃんとのあたたかかった触れ合いを」と大きな盛り上がりを見せた。

奈津実が、帰宅するとそこには死神の姿が。絶叫する奈津実に死神は「なんか頑張ってんなぁ」と上から目線で奈津実の思いをからかいつつも、去り際に「終わってないし、まだ…」と言葉を残す。

次回、第4話。稜英は、新たに部下となった奈津実の独特なペースに振り回され戸惑いを感じ始める。そんな中、生前、自身の味方であった宮本（水橋研二）の死を知り、自分を責める稜英を見て奈津実も心を傷める。そして奈津実に、再び田島と接近する場面が…

『「私をもらって」～恋路編～』
毎週金曜24時35分から日本テレビ系にて放送

写真提供：（C）日テレ