キャビアだけじゃない!静岡県函南町で出会った極上食材『チョウザメ』その知られざる生態と“身”のおいしさの秘密に迫る

2024.12.14 19:00

モデルでタレントのゆうちゃみが、14日放送『満天☆青空レストラン』にゲスト出演。番組MCの宮川大輔とともに静岡県函南町(かんなみちょう)を訪れ、極上食材『チョウザメ』の知られざる生態を学びながら、その養殖環境を見学した。

チョウザメといえば、その卵である高級食材“キャビア”が有名だが、今回の主役は食べられるということがほとんど知られていない身の部分。宮川は「イメージですよ。サメの身ってちょっとアンモニア臭というか、なかなか食べづらいというのを聞いたことがある」とコメントしたが、実はチョウザメはサメの仲間ではない。

名人によれば昔の人がその見た目からチョウザメと名付けたのだという。その名前から身が敬遠されているのは日本だけなのだそうで、中国やロシアではカルパッチョや唐揚げなど、幅広い調理法で食べられている白身魚なのだそうだ。早速2人は名人に連れられ、謎多き古代魚・チョウザメの養殖場へ足を運んだ。

水槽から取り出されたチョウザメを触ったゆうちゃみは、「気持ちいい、ぷにぷに。スライムみたい」と、体表にウロコのない生態に驚いた。なお、背中部分の皮膚の下にはチョウチョのような形をしたウロコがあり、この形がチョウザメの由来になったそうだ。

平均寿命が50年以上もあるチョウザメは、成長スピードもゆるやかなのだそうで、オスメスの判別ができるようになるまで3年の月日がかかるという。メスからキャビアを採取するには、さらにそこから4年の歳月を要するそうだ。

そんな長期間の飼育を可能にしているのが、函南町の自然の恵みなのだそうで、名人は熱海に程近いこの地域からあふれる豊富な湧き水が、1年を通して一定の温度を保つと紹介。その結果、チョウザメにとってストレスがかからず食欲も安定し、じっくりと脂をつけることのできる環境になるそうだ。

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