【先週読まれた人気記事】明石家さんま 芸人がアイドルのただの引き立て役だった時代 「お前はスターになる男だろ」と背中を押してくれた人物とは

2024.12.14 11:10

そのために新しいことに果敢に挑んだといい、芸人としては珍しい司会業や、アイドルとのコント番組にも挑戦。トップアイドルたちが容赦なくアドリブをかましスタッフに叱咤(しった)されても、“めげずにやれることはすべてやった。いつか風が吹くことを信じて”とさんま。

そんなさんまの心の支えは、松之助師匠からの手紙。週に1度、多い時で週に3度もアドバイスの手紙が届いたという。“今日はお前の髪型についての話です。ロングヘアが流行ったらお前は切れ。ショートヘアが流行ったらお前は伸ばせ。人の真似だけはするな。人と同じことをしたら一生人と同じことをしないといけない”。“今日は芸人としての生き方についての話です。芸人は秘密を作るな。失敗を隠すな。恥ずかしくて不格好でも、すべて世間にバラしてしまえ。隙だらけにしておくと人生楽になるし、誰からも愛されるぞ”。

 “アイドルに勝ちたい。芸人の地位を上げたい。そんな思いでやってきたけど、今になって気づいた。俺はテレビの世界に新しい風を吹かせ続けるために、自分自身も笑いと戦ってきたんだ”と回想したさんまは、師匠がくれた大量の手紙について、“最近見た面白い映画のこと。最近見たつまらない芸人のこと。そして俺へのちょっとしたアドバイス。この歳になると、俺に注意してくれる人なんていない。だからこの手紙は俺の宝物だった”と思いを告白。

永野芽郁

“師匠。僕もこの先何年、この世界でやれるかわかりませんけど。もう少し、風に吹かれていていいですか?”と、さんまが亡くなった師匠に心の中で話しかけるシーンでドラマが幕を閉じると、見応えのある内容にスタジオは拍手喝采。永野芽郁が「さんまさんの人生の1部をちょっと見させてもらってる気がして、感動しました」とコメントすると、さんまも「役者さんが豪華で」と感激している様子だった。

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写真提供:(C)日テレ

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